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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第83話 衝撃の再会です!
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「ん、ん〜…」
早朝、起床した俺は盛大に身体を伸ばす。
昨日は松田、元浜企画のカラオケで盛大に騒いだ。
アーシアが聖歌を歌いだそうとして、それをイッセー、木場、塔城が慌てて止め、その光景を見て思わず笑っちまってイッセー達に「笑い事じゃない!」って言われてしまったり、鶇が寝だして、イッセーが抱き枕にされ、それを見て松田、元浜が喚いたり、千秋、燕、アーシアがムスっとしだしたり、イッセーが部長と副部長からのメールを見てニヤついたり等があり、締めとしてイッセーと木場とのトリオで長時間歌わされたりと、久々なハメを外して騒ぎまくった物となった。
……おかげで帰ってくる頃にはクタクタだった…。
なんて事を思いながらリビングに行くと兄貴がケータイで誰かと談笑していたが、俺が来る頃には話が終わっていたのか、すぐにケータイを切ってしまった。
「おはよう、明日夏」
「ああ、おはよう。誰と話してたんだ?」
「雲雀とちょっとね」
「雲雀さん?」
雲雀とは鶇と燕の兄で兄貴と同じ賞金稼ぎ(バウンティーハンター)だ。
「で、雲雀さんとなんの話をしてたんだ?」
「今回の授業参観にも来ないのって話してたんだ」
「で?」
「忙しいし、二人も子供じゃあるまいしって言って来ないってさ」
「だろうな」
「まあ、こっそり来るんだろうけど」
「確かに」
雲雀さんは常に誰に対しても冷たく当たる人だ。
ただし、親しい人物に対してね冷たさはただの照れ隠しだったりする。
なんせ、その時になると露骨に冷たくなるからな。
しかも、兄貴以上に家族想いな為、鶇と燕の事になると特にだ。
確実に燕以上に素直じゃない。
その事は二人も知っている為、兄妹仲は雲雀さんの言動に反して普通に良好である。
むろん、俺や兄貴はもちろん、姉貴や千秋、イッセーも知っている。
悪戯好きの兄貴はよくその事で弄っていたりする。
「まったく、難儀な人だよ」
「大丈夫!僕がバッチリ攻略してデレさせるから!」
「………」
兄貴は満面の笑顔でサムズアップしながら言う。
兄貴は同じ家族想いって事でシンパシーを感じ、人となりを知り、雲雀さんの事を非常に気に入ったのか、人懐っこい兄貴は雲雀さんに端から見ても鬱陶しいぐらいによく絡んでいる。
その度に「雲雀を攻略する」なんて言ってる。
「まあ、とりあえず雲雀の事は置いておこうか」
そう言い、兄貴はテーブルの上を見る。
そこには刀身が折れている俺の雷刃(ライトニングスラッシュ)と真ん中をなにかで抉られた様に折られている千秋の黒鷹(ブラックホーク)が置かれていた。
コカビエルとの戦いの織り、致命的に破損させてしまった俺と千秋の主武装だ。
「見事にやられちゃってるね」
「……ああ」
二つとも完全に使用不可能な状態になっていた。
「直りそうか?」
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