第3章 新たなる好敵手
第14話 月夜に蘇る暗黒龍
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る!……リバースカードを1枚セットして、ターンエンドだ!」
「では俺のターン。ドロー、再び《暗黒界の狂王 ブロン》を召喚」
先程の不気味なモンスターが、再び高笑いしながらフィールドに姿を現した。
《暗黒界の狂王 ブロン》
ATK/1800→2100 DEF/400→700
「バトルフェイズ。《暗黒界の狂王 ブロン》で、《デコイ・バードマン》を攻撃」
狂ったように笑い続けながら、ブロンは《デコイ・バードマン》に突進する。
「《デコイ・バードマン》の効果発動!この戦闘によって発生する俺へのダメージを0にする!」
あっという間に相手の接近を許してしまった《デコイ・バードマン》。
しかし、その長い腕に叩きつけられる直前に、《デコイ・バードマン》は精一杯手に持った角笛を吹いた。
そしてその直後に、《デコイ・バードマン》は地面に叩きつけられて消滅してしまう。
「《デコイ・バードマン》のもう1つの効果発動!表側表示のこいつが戦闘破壊された時、デッキから攻撃力1000以下の鳥獣族を特殊召喚できる!来い、《シールド・ウィング》!!」
先程まで《デコイ・バードマン》がいた場所に、身を守るような格好の《シールド・ウィング》が現れる。
「ふっ、いくら雑魚を並べようが……《暗黒界の龍神 グラファ》で、《シールド・ウィング》を攻撃」
《暗黒界の龍神 グラファ》が、その巨大な口から禍々しい力を溢れさせながら、激しい息吹を吐き出す。
「残念だが、《シールド・ウィング》は1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない!」
翼を広げた《シールド・ウィング》は飛翔し、グラファが吐き出した息吹を回避する。
そして、再びもといた場所に着地して、防御姿勢に戻る。
「ちっ、小癪な……ならば《暗黒界の狂王 ブロン》を手札に戻し、2枚目のグラファを特殊召喚する。これでターンエンドだ」
《暗黒界の狂王 ブロン》が姿を消し、2体目の禍々しき巨竜が現れる。
《暗黒界の龍神 グラファ》
ATK/2700→3000 DEF/1800→2100
「くっ……グラファが、2体……でも、まだっ……俺のターン、ドロー!」
遊雅の手札は、ドローカードを含めて2枚のみ。
しかしそのドローカードは、遊雅に更なる可能性をもたらしてくれるカードだった。
(これは……さっき燈輝がくれた……)
遊雅はそのカードをデュエル・ディスクにセットし、発動を宣言する。
「魔法カ
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