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転生赤龍帝のマフィアな生活
四十五話:三勢力会談
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まず初めに説明しておくことがある……俺は―――男に戻った。


((((そんなの……嘘だっ!))))


変態達が何やら騒ぎ立てているが会議の邪魔になるので無視をする。今、俺は三勢力会談の為に駒王学園の会議室に居るところだ。流石にいつもの学生が使うようなどこにでもあるような質素な物は取り除かれ、代わりにボンゴレ本部にあるやつと似ている長いテーブルに豪華なイスが用意してあり。俺はその中の一つに腰掛けて足を組んでいる。

俺が上座じゃねえのは気にくわねえが、まあ、後ろにアーシアとクロームも控えているから適当に動くわけにもいかねえ、特別に許してやる。因みにイリナは興味がないのか来なかった。あいつも呼ばれていたが来る気が無いというのなら無理強いさせる気はねえからな。なんたって、あいつは俺の雲の守護者だ、そうでなくちゃ困る。

俺はそんな事を考えながらこの部屋に居る奴らを確認する。俺と同じように椅子に座る、魔王、サーゼクス・ルシファー。そしてその隣に居るカスメイド。今回はまともな服装にしている魔王のセラフォルー・レヴィアタン。俺を憎悪の籠った眼で睨みつけるアザゼル。その隣で嬉しそうに手を振って来るヴァーリ。そしてその様子を見て胃のあたりを手で抑えているミカエル……今度、胃薬を分けてやってもいいかも知れねえな。

その後は俺達から若干後ろに用意された椅子に座る、リアス・グレモリーとその眷属共。
こちらは眷属を連れずに一人で来ているソーナ・シトリー。そして、俺の守護者であるアーシアとクロームの二人だ。カスザメ達には今は仕事を任せているからいねえ。……何が起きるかは楽しみにしてな。


「さて、それでは全員が集まったところで話しを始める前に言っておこう……ここにいる者達、全員は聖書の神の不在を認知しているということでいいかい?」


サーゼクス・ルシファーの問いにここに居る全員が沈黙で肯定する。それを確認するとサーゼクス・ルシファーは話の本題に入り始めた。カス共の会談が今、始まった。

各陣営のトップ共がそれぞれの勢力の意見を一人ずつ話していく、そしてそれに関しては他のカス共は黙って聞いておくというのが暗黙のルールだ。俺にとっては、知ったことじゃねえがな。
まあ、俺も特にカス共意見に何か言うつもりもねえから黙っているつもりだがな。

まずはサーゼクス・ルシファーがコウモリ共の未来について熱弁し、そしてそれは戦争と隣り合わせで生きていれば叶わないと説いていく。
そしてミカエルはいかにしてカス共を導くか、神がいねえ世界でどうやって平和を掲げるかを説いていき、最後にアザゼルがわざと空気を読んでいないような発言をしてリアス・グレモリー達を凍りつかせると同時にミカエルの胃を攻撃していたが、俺には超直感でそれがただの趣味の悪い冗談だ
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