暁 〜小説投稿サイト〜
光明の魔導師〜眩き妖精の物語〜
青い髪の少女との出会い
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
た。するとウェンディは向日葵のような笑顔を浮かべ、




「ようこそ!化け猫の宿へ!!」




そう、言ったのだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あれからギルドのメンバーに自己紹介して、家に帰り早速支度をした。まあ支度っつってもする事ないんだけどね。




「さーて、いっちょ行きますか!モンスター狩り!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・



村から出て西へ歩く。さて、ここで問題が発生。



「なんでウェンディいるの?」




「え…えっと……その、フーガさんがどうしても心配だったから…」



泣きそうな声で言うウェンディ。まあいいか、



「なるほどね。まあ付いてくるくらいならいいよ。あ、あと俺のことは呼び捨てでいいよ。この歳でさん付けってのもあれだし。敬語もいいから普通に話してくれ。オーケイ?」




「はい、あ、えっと…うん!フーガ!」




嬉しそうで何よりだ。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


3時間ほど歩いたところだろうか。




「嫌な予感がする。ウェンディ、木の陰に隠れているんだ。いいかい?決して音を立ててはいけない。」




「え?」



「いいから。ここから先は危険だ。」



そして視線を前へ向ける。




「やれやれ、今夜は焼き鳥か…」



俺の足元には、大きな黒い羽毛か一枚、落ちていた。


本当に嫌な感じだ。すると、前方に洞窟が見えてくる。



「ウェンディ、隠れてろよ?」


そう言って慎重に洞窟の方へ歩こうとするが、小枝を踏んで音を立ててしまった。



「やべ、気づかれたか!?」




その時、洞窟から巨大な何かが飛び立つ。ってでけーよ!見た感じ羽を広げたら7mってとこか。てか角、角がある。クチバシの中からは牙も見えるし。全部とんがってるよ。なにこれ、怖い。


「確かにモンスターっぽいな、ありゃ。ターゲットはあれでいいのか」




魔導書つかうか?いや、効果範囲的にウェンディを巻き込みかねん。ならしょうがあるまい。



「界法、つかうか。」



背中に魔力でブースターをつける。


キイン!と甲高い音と共に飛翔する。魔力を抑えて飛んだつもりだが、俺の体は物凄いスピードで怪鳥へと接近する。



「どっせえい!!!」



その勢いを殺さずに拳に魔力を集中させ、怪鳥をぶん殴り、




「そらぁ!!!」




打ち下ろしの拳を叩き込む。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ