青い髪の少女との出会い
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るぞ?
手にとって見てみると
「至れり尽くせり、だな。」
着替えとおにぎりが置いてあった。そしてその上のメモには
『おはようございます!夕べはよくねむれましたか? ウェンディ』
「うう、ええ子や……」
ちなみに塩むすびだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「さて、ちょっくら行くか。」
ローバウルに、ギルドへ入ってもいいか聞くために外へ出た。すると横から不意にこえをかけられた。
「フーガさんおはようございます!」
「おお、ウェンディ。おはよう、おむすびありがとうな。美味しかったよ。」
そう言ってウェンディの頭を撫でる。
俺とウェンディの身長はほとんど変わらないが、自然と頭に手がいって撫でてしまったのは転生する前、孤児院にいた時からのクセだった。
しまった、と思いウェンディの方を見ると
「…ふぇ……?」
不思議そうな顔をしながらも、どこか気持ちよさそうにしていた。
「ああ、ごめんごめん。クセでつい、ね。そういえばローバウルさんはいるかな?」
「あ、はい!ギルドのみんなももうマスターのテントにいると思いますよ?」
「そうか、そいつは好都合だ。」
そう言ってテントの中に入ると、もう結構な人がいた。
俺はまっすぐにローバウルのところへ行くと、ローバウルの方から話がある、と言われた。
「話、ですか?」
「なぶら。君は昨日、魔導師と言っておったな?」
「ええ。」
「ワシから頼みごとがある。」
「何です?」
「ここから西へ歩いてすぐの洞窟に、何やらモンスターが住み着いたそうなんじゃ。じゃが、このギルドには戦うための魔導師はおらなんだ。そこで君の力を借りたい。なに、無理にとは言わん。」
「なら俺からも一つ頼みごとがあります。」
「頼みごと?」
ええ、と一呼吸おいて発言する。
「俺を、このギルドに入れてください。」
するとローバウルは一瞬驚いたような顔を見せ、その後大きく酒瓶をあおった後、
「喜んで!喜んで君を歓迎しよう!」
そう、言った。すると
「フーガさんがこのギルドに入るんですか!?」
ウェンディが身を乗り出して聞いてきたので、
「そうだな、よろしく頼む。」
と、返事を返し
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