暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0899話
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 スレイとコーネリアは海を泳いでいるし、マリューはステラと一緒に砂の中へとアウルを埋めている。
 ちなみにギルフォードはギアス世界の方でグラストンナイツに用事があるとかでここには来ていないし、レオンとその部下もアンバールハイヴ攻略作戦の件で色々と調整があるらしくホワイトスターに居残り、ムウの家に預けられているレイも最初は来る筈だったが、シンとの約束があるとかでキャンセルになった。

「おい、こらステラ! マリューも! 止めろ、この! おいって、マジでやめろって!」
「どうして? 蟹さんだよ?」

 叫ぶアウルの前にカニを置くステラ。
 そのカニはゆっくりと身動き出来ないアウルの方へと、ハサミを動かしながら近づいていき……

「ステラーっ! お、お前、覚えておけよ!」

 随分と仲がいい事で。
 ちなみにスティングはと言えば、アイスを食べながらそんな光景を見守っている。

「イザーク、貴方も遊んできてもいいのよ?」
「そうですね。私が側にいては気になって母上も日頃の疲れを癒やせないでしょうから、少し遊んできます」

 ……今更だが、エザリアは本当にイザークを産んだのか?
 あのスタイルや、レモン達程じゃないがそれなりに露出の多い派手な水着を見ていると、とても1児の母……養子も入れれば4児の母とは思えないんだよな。
 実際、俺達以外でもこのグアドループにいる国連軍の兵士達が目を奪われているシャドウミラーの華ともいえる面々の中には、当然ながらエザリアの姿も入っている。

「いやいや。本当に嬉しい景色だね。そう思わないか、アクセル。何だかんだ言ってシャドウミラーにいる面子で海に来るなんて事は、今まで1回も無かったからな」

 嬉しそうに俺の肩を叩きながらムウがそう告げてきた。
 ムウの顔にはこれ以上無い程の笑顔が浮かんでいるが……

「ナタルに報告が行かないといいけどな」

 その一言でピシリと固まる。
 まるでメデューサによって石化されたかの如く。
 もっともその石化はすぐに解け、ギギギっと俺の方へと視線を向けてきたのだが。

「おいおい、これはあくまでもシャドウミラー内での交流を目的とした集まりだろ? なら当然シャドウミラーのメンバーに視線が向けられるのは自然な成り行きだと思うけどな」
「あら、では私達は邪魔でしたか?」

 恭子の言葉に、慌ててムウが首を横に振る。

「いやいや、そんな事はないって。この世界の重要人物との関係を深めておくのも重要だから」

 慌てて言い募るムウに、恭子の周囲にいる女近衛兵達の視線が向けられる。
 そんな様子を眺めていると……

「アクセルさん」

 興味深そうに砂浜を歩き回っていた社がこっちへと向かって早歩きで進んでくる。
 その水着は、
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