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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
暇だ
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程度回復しているだろうが、まだ回復しきっていないんだぞ?」
「ある程度回復してれば大丈夫よ。」

やはり、お説教はどうしても避けられないようだ。
ちなみに、この四人が今いるのは一輝が戦った際に被害が出たところだ。基本的にこの四人はそこを中心に動いている。
最後の一撃を空中で、それも斜め上向きに放ったことで本気で深刻な被害は出ていないが、それでも戦いの余波はかなりのものであった。一輝が神霊としての力を解放しただけでもクレーターが出来たほどなのだから、その状態でアジ=ダカーハと戦えば被害も出る。

ついでに言うと、この四人が分身体と戦った場所にもそこそこの被害が出た。
音央はタイターニアからもらったギフトで神霊となって戦ったし、ヤシロは一時的に一輝からもらった神格によって魔王であったころ以上の力を得て戦った。他の二人も元々の霊格が高い上に一輝から神格を受け取っていたため、それはもうかなりの被害だ。
神霊“タイターニア”、終末論“ノストラダムスの大予言(アンゴルモア・プロフィット)”、“神隠し”、魔剣“ダインスレイブ”。本当に滅茶苦茶なスペックのチームだな、おい。

「でも、動けないってことはお兄さん今結構暇してるんじゃないかな?」
「ベッドから動けない、ではなくてほとんど動けない、ですからね。ずっと寝ているわけにもいきませんし。」
「むしろ、大人しくしてるしかない今の状態はいいと思うわよ?休め、って言って休むやつじゃないし。」
『確かに・・・』

他の三人も同意のようだ。一輝のことをよく分かっている。
と、そんな会話をしている間に今四人がいる場所に開いていた穴は全て埋まった。ギフトを用いているので結構早く進めることが出来るのだ。

「よし。あとここに立ってた物を戻すのは専門の人たちに任せるとして・・・」
「私たちは他のところに合流しましょうか。」
「やることはまだまだあるからな・・・」
「お兄さんの分もガンバロー!」

一人元気なヤシロの声が、煌?の都に響き渡った。

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