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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
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た方やコミュニティですが。」
「・・・いつも言ってるけど、助けたわけじゃなくて気に入らなかったから攻撃しただけだ。」
「一輝様がどのような意図で行ったのか、という問題ではないんです。ただ相手がどう感じたのか、なのですから。」
このやり取り、様々な相手と何度も交わされている。一輝自身が本当に自分がむかついたという理由でやっているため、このやり取りが消えることはないだろう。
「それにしても、本当にたくさん来ましたね。まだまだ増える勢いですし。」
「有りがたいんだけど、面倒だなぁ・・・」
「そう言わずにちゃんとお見舞いされてくださいよ。そして大人しくして早く復活しましょう。追悼式も、一輝様が治るまで延期されましたから。」
「いや、それは俺の事は気にせずに行うべきだろ・・・」
「まあ、どうせ全部直すまで時間がかかるので、まだ先になりますけど。」
一輝が全ての主催者権限を打ち消した関係でロンドンの街も消えてしまったため、結構被害が出ている。
「・・・それと、あんなに凄い御方を出していて、本当に負担はないのですか?」
「ああ、ないよ。本質が俺に近いからなのか、本来の力からかなり小さくした状態で出してるからなのかは分からないけど。」
「それならいいんですけど・・・あの方が自己紹介をした時、沈黙で満たされましたからね?ちょっとした恐怖が原因で。」
「あー、悪い。そこまで気が回らなかった。・・・泣き出しちゃったことか、いる?」
ちょっと罰が悪そうに一輝が尋ねると、サキは首を横に振った。
「確かにその名前を聞いた時は怖かったですけど、見た目があの状態でしたからね。それに、リリちゃんが何とも思ってないみたいに普通に接して、さらにはすぐに仕事を任せていたのを見て、なんだかそのまま怖がってる必要もないんだな、ということは分かりましたから。」
「リリすげえな・・・元魔王のペストにヤシロ、神格持ちの白雪とも臆することなく話してたから、強い子だとは思ってたけど・・・」
有る意味、“ノーネーム”で一番強いのはリリなのかもしれない。
「それでは、そろそろお食事の時間なので取ってきます。」
「ああ、よろしく。」
========
「お兄さん意識戻ってよかったね!」
「確かに安心したわ。・・・起きるだろうな、とは思ってたけど。」
「清明さんはああ言っていましたけど、一輝さんですからね。」
「一輝様だからな。あれで起きないような方ではない。」
復興作業に参加している一輝のメイド四人は、一輝が起きたという話を聞いてそう反応した。
「でも、もう少し回復したらちゃんと話さないとね。」
「そうですね。無茶しすぎない、というから単独で挑むのに賛成したんですから。」
「私たちが会う時にはある
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