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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第七十八話 漆黒の竜人の行く末
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てるんだから無理させちゃ駄目よ」
困惑しているクロアグモンをフォローするようにギンガを窘める。
ギンガ「はーい」
クイント「さ、お腹空いているでしょう?沢山作ったから食べて頂戴」
スバル「わあ、美味しそう」
怪我をしているクロアグモンのために食べやすい料理の山盛りが置かれる。
しかしクロアグモンはジッと料理を見つめるだけ。
アグモンX[クロアグモン、食べないの?食べないなら僕が…]
バシィッ!!
アグモンXの手がギンガに叩かれた。
アグモンX[痛い…]
ギンガ「これはクロアグモンの分!!」
スバル「アグモンの食いしん坊〜」
アグモンX[スバル達には絶対言われたくないよねそれ…でも何で食べないの?]
クロアグモン[食べるというのは…よく分からん]
クイント「あら?そうなの?ならギンガ、食べさせてあげなさい!!」
ギンガ「は〜い」
クロアグモン[な、止めんか!!]
じゃれあうギンガ達をクイントは優しく見守っていた。






























そしてギンガ達が部屋を出た後、クイントが疲れ果てたようにベッドに横になるクロアグモンを見遣る。
ギンガ達に散々玩具にされたのだろう。
クイント「すっかり仲良くなっちゃって…」
クロアグモン[仲良くなどなっていない]
クイント「あらツンデレ?」
クロアグモン[ツンデレとは何だ?]
クイント「いいのよ気にしなくても…ギンガとスバルにとってあなたの存在は嬉しいのよ…多分自分に近い存在が出来て嬉しいのね」
クロアグモン[何?]
クイント「これは誰にも言わないでね?スバルとギンガは…私のクローン…つまり無機質な機械から生まれたのよ」
クロアグモン[何だと?それをスバルとギンガは知っているのか?]
クイント「知っているわ。今は大して気にしてないようだけど…大きくなったら絶対に気にするようになるわ。あの子達もいつかは大人になって好きな人が出来るようになる。でもその時苦しむのは分かっているわ…だからクロアグモン…」
クロアグモン[……]
クイントの言葉の続きをひたすら待つクロアグモン。
クイント「あの子達の友達として支えになってあげて…」
クロアグモン[…分かった]
クロアグモンの返事を聞くと、クイントも部屋を後にした。
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