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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
コント“襲われるぅ〜”
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かも…
「リュカさん…どうしますか、コイツ」
そんな私の気持ちを解ってなのか、ウルフが意地悪く処遇を確認する。
「どうしよっか…?」
「ち、違うんッスよ!僕、本当は良い子なんです!でもさっきの奴等に脅されて、仕方なく協力させられてたんですよぉ!」
すげーなコイツ…今度は被害者面してるよ。
「でもさっき『俺様の完璧な作戦』って言ってたじゃん。お前がリーダーだろ?」
リュカは屈み、ミニデーモンと目線を合わせ語りかける。
「そ、そう言えって言われたんですぅ…許してくださいぃ…」
「………なるほど………でも、そうなると凄いな…あの腐った死体の作戦は!もう少しで引っかかるほどの高等戦術だったよね!いやぁ〜天才だね!」
急にお父さんはミニデーモンの作戦を褒めだした…本気かしら?
「そうだろ、そうだろ!やっぱ俺様超天才!まぁ俺様ぐらいになると、あんな作戦を立案するのは朝飯前っつ〜の?いやぁ〜…自分の才能が怖い!なぁ〜んつって!!わはっはっはっはっ!」
(ゴツン!)
「やっぱお前がリーダーじゃん!何、か弱いフリこいてんだ!」
何だ…この為か…
「あいた〜!!………は!?ひ、卑怯だぞ…誘導尋問なんて!」
「誘導してねーよ、バ〜カ!」
「まぁまぁリュカ…面白い子じゃない。連れて行きましょうよ!」
それこそ本気か?
「俺様は、高貴なる魔族だぞ!気安く触んじゃねー、ババアー!!」
(ゴス!!)
「っぐはぁぁぁ!!!」
馬鹿だ馬鹿だとは思っていたが、ここまで馬鹿だとは…
お母さんにババアなんて…考えただけでも恐ろしい。
「次言ったら、その羽を毟り取るぞ!!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!!もう言いません!許して下さい、美しいお姉様!」
あはははは、ちょ〜おもしろーい!
ちょっと気に入っちゃった!
済し崩し的に連れて行くこととなったミニデーモン。
名前が長いのでミニモンって呼ぼうと思うけど、もっと他に名前があるのかな?
「私マリー。アナタの後頭部に、拳骨を落とした夫婦の娘よ!アナタのお名前は?」
私は極めて可愛らしくミニモン(仮)に話しかけてみる。
「ふん!下等な人間が、気安く俺様に話しかけるな!」
(ゴズ!!)
うん。予想の斜め下を行くお答えに、思わず手が出る8歳児。
「アナタのお名前は???」
再度笑顔で尋ねます。
「いたたたた…お前等親子は………ふん、俺様を呼ぶ時は『高等魔族のミニデーモン様』と呼べ!」
やっぱりミニモンだ!
「うん、分かった。ミニモンね!よろしくミニモン」
「ちょ、聞いてた!?高等魔族ミ「なげーんだよ!ミニモンで決定なんだよ!!」
なおもしつこく名前を名乗るミニモン…
有無を言わさず圧倒する私…うん、お父さんとお母さんの娘だね!
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