暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
はぢめてのでぇと
[1/3]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
船を手に入れポルトガを出港してから既に半年…
エジンベア以来、大きな港に寄港しなかった事もあり、幽霊船探しを行う前に物資の補給と水夫等の休息の為、ロマリア港へ停泊することとなった私達。
当然の事だが、私とウルフにも休暇が与えられることになる。
正直言って今日が私の誕生日なのでとっても嬉しいです!
でもお父さん達は気付いてないみたい…
全然話題に上がらなかったし…
まぁ…寂しいけどしょうがないよね…
今は冒険の途中で忙しいワケだし…
しかーし!
個人的に楽しむのは問題なかろうて!
彼氏を誘ってロマリアの町をデートだぜ!
うふふふふ…
私は今、大好きな彼氏とデートをしている。
仲良く手を繋いでデートを堪能しております!
ホント言うと腕を組んでイチャつきたいけど、身長差がありすぎて私がウルフの腕にぶら下がってるだけになっちゃうのよ…
でもいいの!
だって初めてのデートだもん!
2人きりで初めてのデートだもん!
別に何処に行く訳でもなく…ただ手を繋いでロマリアの町並みを散歩する私達。
きっと知らない人は仲の良い兄妹にしか見えないんだろうなぁ…
ところがドッコイ、ズコバコしまくりのカップルよ!
見えないだろー…私が既に処女ではないなんて…見えないだろう!
「あ、マリー!あっちに雑貨屋があるよ。ちょっと見ていこうよ」
「うん?」
どうやらウルフは何かを探している様で、結構色んなお店に入っては、置いてある商品を真剣に物色している。
私が“何を探してるの?”って聞いても、“ううん…いい物があればなってだけだよ”って答えをはぐらかすの…
一体何を探してるのかしらねぇ?
お父さんへの日頃の感謝を込めて、仕返しグッズでも探してるのかしら?
逆バイアグラ的な薬とか…
面白そうだし、言ってくれれば協力するのに…
ウルフに連れられて入った雑貨屋さん…
ぶっちゃけウルフには似合わない店内。
可愛いテントウ虫のブローチや、モンシロチョウのカチューシャ…
ピンク地に真っ赤なイチゴのカーテンとか…彼が少女趣味だったら頷ける品揃えの物ばかり。
あ、それとも私に気を使ってるの?
でも言ったわよね!?
私は転生者で、もう少女とか呼ばれる年齢を逸脱しちゃってるって…
見た目に騙されないでね。
「あ、コレいいなぁ…可愛いよね!?」
本当に少女趣味なのかしら?
カワセミをあしらった小さな髪留めを手に取り、瞳を輝かせて私に問うてくる。
「え!?あ、うん…いいんじゃない?」
「うん。いいよね!…すみません、これをください」
困惑しながら返した私の答え…どういう風に受け取ったのかは判らないが、嬉しそうに店員を呼び購入をするウルフ…
やだな…あんな可愛い髪留めをする彼
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ