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ルドガーinD×D (改)
三十二話:愛おしいこの幸せ
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以上は言葉で言い表せないんだ、ごめん」

「ありがとうにゃ。そう言ってもらえると嬉しいにゃ」


そう言って本当に嬉しそうに笑う黒歌に思わず見とれてしまう。……やっぱりこの人を好きになってよかったな。そう思いながら段々と顔を近づけていく。そのことに黒歌は少し驚くものの、直ぐに受け入れて目をつむる。そして―――


「……イチャつくならよそでやってください」

「うおっ!?」

「にゃっ!?」


小猫が俺達の間に入ってきてズイと俺を押し戻す。そのことに驚く俺達だったが直ぐに先程までの行動を思い出して顔を赤くする。確かに今のはここですることじゃないよな。
最近は二人きりの事が多かったから周りの目に対する配慮が足りなかったな。
今度からは二人きりの時、限定になるようにしよう……出来たらだけど。


「……全く、姉様も兄様も色ボケ過ぎです」

「うっ…ごめん。……それとやっぱりその兄様って呼び方は変えてくれないか?」

「酷いにゃ! 昨日はあんなに私を激しく抱いて、愛しているって言ってくれたのにあの言葉は嘘だったの!?」


何故か、わざとらしく泣き真似をしてそんな事を言ってくる黒歌に思わず焦ってしまう。
因みにその顔は小猫からは見えないように俺の方に向けているので小猫からは本当に泣いているように見えているかもしれない。


「いや、ただ単に恥ずかしかっただけだからな! 愛しているのは嘘じゃない! 後、今のは冗談だから、俺と黒歌はまだそんなことしていないから小猫はそんな目で俺を見ないでくれ!」


まるでゴミでも見るかのような目で見てくる小猫の誤解を解くために急いで説明をする。
はあ…黒歌はこういう時は悪乗りして俺をいじってくるんだよな……可愛いから許すけど。
それと、あれ以来、小猫の俺の呼び方が兄様に変わったんだ。

まあ……実際俺も今は本当の妹みたいに思っているけどやっぱりその言い方はなんだか恥ずかしいんだよな。俺も、ゆくゆくは黒歌と結婚して夫婦になりたいとは思っているけど……というか他の人とそういう関係になる気はない。けど、やっぱり堂々とそう言われると恥ずかしいんだよ。
それと小猫の水着も褒めてあげないとな。


「小猫もその水着、似合っているぞ」

「……ありがとうございます」


小猫の水着は青と白のラインが入ったセパレート型の水着だ。
形は所謂タンキニってやつだな。小猫に良く似合っていて隣の黒歌が頭を撫で回しているのも良く分かる。小猫の方は少しうっとおしそうにしているけど拒んではいない。
何だかんだ言って、甘えたいんだろうな。気持ちは良く分かる。

そんなことを考えていると部長達が到着したので早速プールで遊ぶことになった。
因みにイッセーが部長や朱乃
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