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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
アシムレイトロイド編 愛、覚えていますか 番外
闇の薬師×地獄×電子少女 
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た。

「子、供を・・・・・・」

「・・・・・・分かりました」

神は手術の準備を始めた。しかし、ルーグはそれを止めた。

「どっちも、助けることはできませんか」

「無理だ」

「あなたは!人の命を守る医者でしょう!?なんで二人とも助けないんですか!?」

「俺は仮面ライダーである前に医者だ!二人とも助けたいさ。でも、世の中にはできないこともあるんだ!わずかしかない奇跡を待つのが医者じゃない、少しでも多くの命を確実に助ける、それが医者なんだ!!」

「俺は・・・・・・俺はそれでも、どちらも助けたい!!

叫びが周囲に響いた。しばし、静寂。そして神は一言言った。

「クロエを呼んで来い」

「え・・・・・・」

「いいから呼んで来い!どっちも助ける!!」

ルーグはその顔に笑顔を作って。

「はい!!」

そう叫んでクロエを呼びに行った。誰もいなくなった簡易手術室で、神は思った。

(父さん・・・・・・やはり、俺は父さんの子のようだ。俺はあんな風にただ命を思う少年を、助けたいと思ってしまう。医者失格だ。だが、やるからには)

全力だ。

二人が戻って来る。手術が始まる。








何時間過ぎただろうか?

ルーグたちの目の前には。

新しい命と愛おしいという目でそれを見る母親がいた。

クロエはちょっと空気吸ってくると言って室内から出て行ったが、泣き声が外から聞こえていた。

一方のルーグは始めて見た手術に疲れ、座り込んでリオンの連絡を待っていた。

「お疲れさま。ほれ」

突然声を掛けられ、ルーグは後ろを振り返る。

神が立っていた。その手にはドリンクが二つ。

ルーグはそれをもらい、口に含んだ。

神はルーグの隣に座る。

そしてどうだった?と聞いた。

「そうですね・・・・・・命は素晴らしいと思いました。そして、貴方の覚悟も」

その答えに神は笑い、言った。

「そうか。君のような少年に褒められるのは初めてだな」

「君は、医者か何かになりたいのかい?」

「いや・・・・・・ただ目の前で苦しんでる命を助けたい。そう思ってます。だとすれば、医者っていうのも悪くはないかもしれませんね」

二人が談笑していた時、神に通信が入った。

神は立ち上がり、手で静かにというサインを送る。

(なんだ、ユキか?こっちはもう片付いた。これから協力してくれるかどうかを確かめるところだ)

(事態は最悪です、神さん!sorrowがダークさんを斃して、《同質化(アシムレイト)》したそうです。そのせいで今、様々なところで現実と仮想、世界を分ける隔たりがなくなっています!)

(なんだと!?)

(そ
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