暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
アシムレイトロイド編 愛、覚えていますか 番外
闇の薬師×地獄×電子少女
[4/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
彼は大道が言っていた言葉を、グロンギたちに向けた。
「さあ、地獄を楽しみな」
ルーグはブウロに向き直る。
接近。一体のグロンギが火を吐く。それはルーグに直撃する。
「無駄です・・・・・・!」
エターナルローブは全ての攻撃を弾く。そして。
『エターナル!マキシマムドライブ!!』
紫電が周囲に走り、ブウロの能力を封じた。
そしてもう一回押す。
『エターナル!マキシマムドライブ!!』
その足には蒼炎が宿る。
「くらえぇぇぇぇぇぇっ!!」
飛び回し蹴り。飛行能力を奪われたブウロの腹部に命中する。
これで終わりではない。さらに連続しての蹴り。
ブウロは蒼炎に焼き尽くされ、腹部の魔石『ゲブロン』が消滅し、爆発した。
だが、また増援。
「ちっ、まだ来るか!!」
Xの叫びに、クリスは冷静に答える。
「敵は約50体。時間がかかりそうだ」
『もう!冷静に言ってる場合じゃないでしょ!?一気に決めるわよ』
『ルーグ、協力してくれる?』
「分かりました!」
そのままクロエはルーグに背を預ける。
クロエの横顔が自分のすぐ横にあることにルーグは顔を赤らめたが、今はそんな状況ではない。
『行くよ・・・・・・!!』
更にXが二人の背中を押さえる。
ロング・トゥームの銃身が上下に展開する。
銃口には紫色のエネルギーが収束され、どんどんと大きくなっていく。
『ロスト・バージン!!』
瞬間、閃光。目の前にいた怪人たちは全て、塵も残さず消えていた。
ついでに三人は5メートル以上後ろへ吹っ飛ばされた。
ルーグはすぐに立ち上がると、廃屋へ入った。
目の前は惨状。
「ああ、ああああああああ!!」
追いついた神はルーグの肩を叩く。
「馬鹿野郎!泣く暇があるなら一人でも多く助けろ!!」
ルーグは頷き、生存者を探した。
それから二時間が過ぎた。
何人かは亡くなってしまったが、
神
(
じん
)
の神がかり的な治療術とルーグの薬。
この二つによって、ほとんどの患者は回復へ向かっている。
しかし、どうにもならない患者が一人だけいた。
妊婦である。
ルーグの薬には負担があるようで、母体に危険が及ぶ。
麻酔も加減が難しく、これも母体に危険が及ぶ。
ならどうするか。
神は母親の意識があることを確認し、問うた。
「これからあなたを助けます。しかし、もしかしたらお子さんが亡くなるかもしれない。どちらか選んでもらえますか?」
「神さん!?」
思わずルーグは叫んでいた。
正義の英雄が人間を見捨てる。その行為が信じられなかったからだ。
母親は答え
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ