問題児たちのギフト
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みたいな?」
「ち、違います!というかなんでみなさんそんなに息が合ってるのです!?このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる上に各々のギフトネームがわかる超高価な恩恵です!!」
「つまり素敵なアイテムってことでオッケーか?」
「だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」
「ふぅん……もしかして水樹って奴も収納できるのか?」
「十六夜は水樹にカードを向けた。すると水樹は光の粒子となりカードの中に飲み込まれた。見るとギフトの欄に水樹の名前が追加されていた。
「へぇ?なんだか面白いな」
「もしかしてこのまま水を出せるのか?」
十六夜がそう言いながら試そうとしたが黒ウサギにコミュニティの為に使ってください!と念を押されつまらなそうに舌打ちをした。
「そのギフトカードは、正式名称を“ラプラスの紙片”即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった“恩恵”の名称。鑑定は出来ずともそれを見れば大体のギフトの正体が分かるというもの」
「じゃあ俺のはレアケースなわけだ」
「何?」
と白夜叉が十六夜のギフトを覗き込む。その途端、白夜叉の表情が変わった。
(アンノウンだと……!?“ラプラスの紙片”が鑑定出来んとは………)
(ギフトを無効化した………?もし、それなら………ふふ、これは面白くなりうじゃのう〜)
白夜叉は一人、苦笑した。十六夜は白夜叉に見せた後、飛鳥達の所に行った。俺はというと白夜叉に聞きたいことがあった。もちろんギフトについてだ。
「おい、白夜叉。聞きたいことがあるんだが」
「ん?なんだ、小僧。もしやわしに惚れたか?」
「冗談はもうちょっとマシなのを頼むぜ。それよりこのギフトの意味ってなんだよ。元々どんな力があるか俺自身わかってないからさ」
「そういやおんしだけは理解してなかったんだな。どれどれ………こ、これは!?」
白夜叉は思わず声を上げた。それは十六夜達にも聞こえたらしく、こっちに近づいてきた。
「ん、どうした?」
「何かあったの?」
「今、俺のギフトについて聞いてたんだが……そんなにすごいのか?俺のギフト」
「あ、あぁ。このギフトは世界に三つしかない物の一つじゃ」
「どういうことだ?」
「正確にはその効果、力を持っているのギフトと言うが」
ギフトの力とはこういうものだった。
・この世界の全ての剣が扱える(二刀流や三刀流など扱うことが出来る)
・一時的に(強く念じて)剣を召喚することが出来る
・手に入れた剣はカードに収納でき、何個でも収納出来る
「これが俺の力………か」
「本当にこんな力が存在したな
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