29:涙の意味
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「ユミルさん……」
馬乗りにされたままのあたしは動けず……いや、動きたくなくて。
あたしはその時、ユミルが泣き止むまで、ずっとこのままでいてあげようと思っていた。ピナも時折、流れ落ちた金髪の中をかいくぐって彼の頬に擦り寄っては慰めていた。
◆
それからしばらくして。
心配して戻ってきたらしいリズベットが、この情景を目の当たりにして目を丸くした。
「えっと……なにが……あったの?」
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