第十三話 立花中尉!野球は九人でするものだ!その十
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「二人で野球とか」
「子供の遊びじゃないですか」
「クローンを用意している」
悪田部は二人にナチュラルに返した。
「その彼等に安価な量産用のパワースーツを装着させてだ」
「それで九人ですか」
「俺達二人と合わせて」
「これからも多人数のスポーツでは彼等に登場してもらう」
「おお、じゃあサッカーでもラグビーで何でも出来ますね」
「それは素敵な設定ですね」
「そうだ、だから君達でも野球が出来る」
クローンでメンバーの数を確保出来るからだ。
「安心していい」
「よし、じゃあ野球にも勝って」
「また写真集とDVDゲットしますよ」
今度は誰のものかといいと。
「さっき大島優子さんの名前出しましたし」
「ここは大島優子さんで」
「小柄だけれどスタイルいいんですよね」
「特にお尻の形がいいですよね」
その形のよさではAKBでは渡辺麻友さんと争う程だったという、アイドルはその後ろから見たよさもグラビアでは大事なのだ。
「俺達も胸もお尻も好きですから」
「お尻のいいアイドル大好きですよ」
「水着姿で後ろを振り返ってお尻のラインがいいと」
「もうそれだけで元気になれます」
またこう書くが特に身体の一部分がだ。
「使用出来ますよ、元気になって」
「一日に何度も」
「そうしたことをアイドルご本人に言わない様にな」
相手の人もおそらく理解しているだろうがだ、写真集やDVDは何の為にあるのか、言うまでもないことだろう。
「いいな」
「はい、じゃあ勝ったら今度は大島優子さんです」
「あの人にします」
「頑張ってゲットして」
「芸術鑑賞を楽しみます」
こうして二人は野球の勝負に挑むのだった、その頃日帝衆の野球グラウンドにおいて。
一人の男が陸軍衆の軍服姿でマウンドに立ちだ、そこから。
左足を大きく上げてだ、そのうえで。
オーバースローで投げた、そうして投げた剛速球は。
「光の速さを超えました」
「その二倍です」
一塁ベンチにいる桂と大山がだ、共にいて見守っている西郷に答えた。
「アインシュタインの理論を超えました」
「それも容易に」
「見事でごわす」
西郷は二人の報告に腕を組んで答えた。
「あのボールならでごわす」
「はい、今回こそは」
「勝てます」
「そうでごわすな、あの超光速の速球は打てないでごわす」
それこそ、というのだ。
「ジャスティスカイザーであろうとも」
「今回は九回勝負」
「球場は甲子園球場です」
高校野球の聖地であり阪神タイガースの本拠地だ、その球場で勝負をするというのだ。
「そこにおいてでわすな」
「はい、勝ちます」
「立花中尉ならば」
「中尉が四番ピッチャーでごわすな」
「そして監督です」
「主将でもあります」
つまり
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