マブラヴ
0898話
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ますので、まず最初に私が搭乗しても構わないでしょか?」
「……ほう? 俺達が信用出来ない、と?」
「いえ、勿論そんな事はありません。ですが、初めて乗るのですから色々と注意事項のようなものが必要かと。特にシャドウミラーの方々は戦術機には乗っていないので、その辺の違いもありますし」
言葉ではそう言っているが、実際は何か危険な事がないか前もって確かめたいといったところか。
実際には特に何もないんだが……まぁ、データが多く取れるのなら別に構わない、か。
「崇継と恭子はそれでいいのか?」
「そうだね、最初にダガーLという機体に乗れないのは残念だけど」
「ええ、私も構いません。……ですが、急だったので衛士強化装備は持ってきていないんですが」
衛士強化装備? ああ、あのパイロットスーツの事か。
恭子のようにスタイルのいい女が着ると、色々な意味で凶悪な兵器にもなりかねないパイロットスーツを思い出しつつ、問題ないと頷く。
「MSというのは戦術機と違ってそこまでパイロットスーツを重視はしていないから、こっちで用意した普通のパイロットスーツを着ていれば問題無く操縦出来る」
一応シャドウミラー製って事で、色々な意味で高性能なパイロットスーツだ。
それでもEX-ギアのようにパワードスーツ的な風に使えるわけでもないのを考えると、本当に普通のパイロットスーツなんだよな。
勿論技術班が手を入れている以上は、色々とあるんだろうが。
「そうですか、ではお願いします」
真壁が頷き、量産型Wに案内されて更衣室へと向かうのだった。
『ダガーL、起動します』
その声と共に、ダガーLが起動して1歩歩き出す。
『……何と』
戦術機と違う動きのスムーズさにだろう。真壁が感嘆の声を上げるのが聞こえてくる。
そのまま1歩、2歩と歩き、方向転換、軽く跳躍といった風に基本的な動作を繰り返していく。
「確かにストライクダガーよりも動きは滑らかだね」
「そうですね。映像で見るよりもずっと……」
崇継と恭子の話し声が聞こえている中、ダガーLの動きは動かし始めた当初よりも更に無駄が消えていく。
この辺、即座に戦術機からMSの動きを採り入れていくのはさすがに斯衛軍ってところか。
「よし、機体を動かすのはもういいだろ。次は武器だ。そっちのトレーラーの上に置かれている中からビームカービン……あー、銃を取れ」
『了解しました』
そう告げ、ダガーLがトレーラーの上に乗っているビームライフルへと手を伸ばす。
ただし、ビームライフルとは言ってもMSが普通使うようなビームライフルと比べて、大分銃身が短くなっている小型のものだ。
取り回しのしやすさという意味では、ストライクダガ
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