ハイスクールV×D ライド27
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受け入れる事を』
そう告げて消える声に意思を向ける事無く超兵装ブラスター・ダークを握りなおす。
(必要なんて無い、オレは……オレの力で詩乃を守る)
心の中でそう決意を定める。
「兵藤、五峰、頼んだぜ!」
「わーってるよ、お前は尻のダメージでも気にしてろ」
「任せろ、オレ達二人なら……絶対に負けない。あと、尻のダメージは災難だったな」
「言うな! 言われると痛みがぶり返す」
「悪い」
涙目で尻を押さえている匙にそう言う。流石に少し哀れみを感じさせるが……飽く迄一誠達に協力したのは当人の判断なので、尻の痛みも己の責任として受け取って貰おうと思う四季だった。
「ところで木場は?」
「興味ない」
ふと、話題に上がった木場の事には素っ気無く答えると詩乃の所へと向かい、主にコカビエル戦での役割についての打ち合わせをする。
「ったく、木場の事を何も知らないくせに。でも、あいつなら無事だと信じてる」
木場の事が心底どうでも良いと言う様子の四季に苛立ちを覚える一誠は四季の背中を睨みつけながらそう答える。
四季の言葉を借りるのなら、木場は四季にとって仲間でもなければ友達でもないのだ、安否に対して一切興味が無いのも無理は無いだろう。
『あいてはコカビエル、不足は無い。見せてやろうや、相棒』
一誠へと語りかける声……彼の神器に宿る赤龍帝ドライグの声、
「ああ、ドライグ、五峰の野郎にも見せ付けてやろうぜ」
「『ドラゴンの力を』」
……その四季を相手に戦って木場と組んで一誠は一度負けているのだが。
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