ガンプラバトル部……?
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」
入ると、机が六つ、ホワイトボード、冷蔵庫に本棚。
「本当になんの部活なんですかシノさん? 」
「ガンプラバトル部だけど?あと何で敬語なのか気になるんだけど」
はっ?何言ってんのこの子?
「すまん。もう一度言ってくれ」
「ガンプラバトル部だけど? 」
一語一句間違えずに言ってる。どうやら俺の耳は正常のようだ。
「異常じゃないから大丈夫だよ」
「いい加減心読むな」
そうしてると、別の部屋からの扉が開いた。
「おっ?入部希望者か?ようこそガンプラバトル部へ。とりあえず、茶と菓子を出すか」
と中年のおじさんが冷蔵庫に移動して、本当に茶と菓子を用意している。
シノの耳元にヒソヒソと話しかける。
「誰?顧問?つーか何故ガンプラ? 」
「質問は一つずつにしてほしいのだけども………。えーと、あの人はガンプラバトル部の顧問のムウさん。一応私の知り合いでもあるわ」
「ムウさん?先生じゃないのかよ?あと一つ質問に答えてないぞ」
「先生だけど、本人が『ムウさんと読んでくれ』って言ってたから」
「おーい!なにヒソヒソしてんだ?とりあえず座れ座れ 」
話してるとムウさんに呼ばれて、仕方なく椅子に座った。
「えー。まずガンプラバトル部の入部届はこれな」
と手元に入部届の紙が渡される。てかこれってまさか………。
「まあ、今はまだ仮入部期間だが、今すぐ書いて俺に出してくれても構わない」
「トウイ。どうする?これ入部させられる流れだぞ? 」
と耳元にヒソヒソとまた話しかける。
「別に大丈夫だよ。入る予定だったし」
「へーそうなんだ。……じゃねぇよ! 」
「落ち着け少年!ひとまず話を聞 こうじゃないか」
「あ、ああ。ひとまず落ち着く。あと少年って呼ぶな」
深呼吸をして、ムウさんのところをみると既に紙が二枚出されていた。
………………おい。お前らこの状況どうすればいいんだよ………。あと俺だけじゃん!シノとムウさんに関しては、キラキラした目線が痛い!痛いぜ!
とりあえず、ここは特攻するしかない!
「え〜と。俺ガンプラバトルとかよくわかんないんで、ひとまず保留でお願いします………」
「そうか。ガンプラバトルを知らないのか……………なら実際に見てやってみるのが早いな」
はっ?
「バトルシステムは隣にあるらしいから、行きましょう」
はっ?はっ?
「ヒロヤ君。何事も経験だよ」
はっ?はっ?はっ?
と半ば強制的に連れていかれた。
ーーー――
「ところでえ〜と。シノとトウイはガンプラバトルの経験は? 」
「あります」
「同じく!
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