第二シーズン〜時空大冒険〜
第六章 【Douglas of the attack】
第十話 《古びた記憶-中編-》
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とは、言えないのか?
俺は、ため息をつきながら、五歳児とは、思えない五歳児、風雅 迅を抱えて、外に連れ出す。
赤ん坊の頃から、戦闘トレーニングを、毎日欠かさず、行っているため、迅は、五歳児のくせに50メートル走を九秒で走り、高さ1メートルの高跳びを難なくこなす
しかし、教育的なことをしようと思っても、勉強など全くと言っていいほどしてこなかった俺には、全く教えることが出来ない、、、
できれば、頭の方も鍛えたいのだが、、、
そう考えながら、俺は、迅を地面におろし、サンドバッグを構える
風刹「来いっ迅」
俺の言葉に反応し、迅は、その小さな身体を軽くはねさせて起き上がり、俺の持つサンドバッグに蹴りを一撃入れた
まだ五歳児の蹴りとだけあって、重い攻撃では無いが、そこそこの体重がつけば、型は、バッチリだから、なかなか腕の立つ人材になる
『そうすれば、お前が、俺の守れなかったものを守ってくれるよな』
迅は、さっきから俺の名前を呼んでいない
少しわけがあって、教えることが出来ない為だ、公に通っている、《封昼 刹火》というのも、偽名だ
昔は、ちゃんとした本名、風刹 ?を名乗っていたのだが、迅を預かった時、都合が悪いために偽名を作ったのだ、昔の俺、《風刹 ?》を戦死した事にして
〜〜〜〜現在〜〜〜〜
風刹「これが、初期の頃の俺と迅だ、もちろん、迅とカインは、俺が何故、偽名を使っていたか知らない、むしろ、《封昼 刹火》を本名だと思っているはずだ」
貫は、静かに頷きながらも、たずねる
貫「カインが、まだ一切出てきて無いが、カインは、どうしたんだ?」
風刹は、立ち上がり空を見上げながら言った
風刹「カインな、、、あいつは、世話の焼けるやつだった、迅以上に、な、、、なんせ気性が荒すぎた」
〜〜〜〜1935年〜〜〜〜
封昼 刹火を名乗る俺は、41歳に、迅は、15歳になっていた
迅も、無事、俺の軍に入り、俺と迅は、長期化しつつある、南ヨーロッパの国々の戦争にケリをつけに向かっていた
その途中、俺たちの前に現れたのが、カインだった、しかし、この頃のカインに、カインというのも名前は、なかった
カイン「ここから先は、国の命令により通すことは出来ない、通りたければ、俺を倒して行け」
この頃のカインは、その腕が立つということだけで、軍の傭兵にされ、半奴隷的な扱いの中で働いていた。
半奴隷というのは、カインが、戦いの都合上、手足を鎖でつながれていないだけで、ろくに飯も与えてもらえず、名前もなく、肩に押された印の番号で管理されていたからだ
カインは、俺と迅を視界に入れるなり、問答無用に襲い掛かってきた
しかし、俺も仮にも、一軍を統率する
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