第一話 僕の名前は。
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も嬉しく思った。
ズキュゥン!
ビームライフルがユニコーンの横を通った。そしてユニコーンの後ろにあったデブリが粉々になった。
…とんでもない威力だ…
「くらえ!」
ビームライフルをビームの来た方向へと放つ。
そして、自分はこの間に迂回してレッドウォーリアに近づく作戦にした。
「なっ…!」
いつのまにかレッドウォーリアが目の前にいた。
一瞬、何が起きたのか理解出来なかった。
そしてその間にレッドウォーリアはビームサーベルによる攻撃を仕掛けてくる。
咄嗟にシールドで防ぐけど、あっさりとシールドは切られて使えなくなった。だけど承知の上だ。シールドを持っていた腕でレッドウォーリアへと拳を放つ。
それも拳で止められるが、ビームトンファーを放出させてレッドウォーリアの体へとダメージを与える事に成功した。
しかし直ぐ様投げられ、デブリへと衝突してしまった。
その時、一瞬だけど僕の身体にも痛みがあった。
「これで終わりだ!!」
アメイジングレッドウォーリアの実体剣がユニコーンへと襲いかかる。だけど、その瞬間ユニコーンの装甲が変形する。本来ならファンネルなどに反応して変形する筈なのに…それに、HGはデストロイモードは別売で…
「NT-D…なんで…」
「ほう…面白いッ!」
デストロイモードになり、反応速度がはねあがる。
咄嗟に身体が動き、そして一瞬で背中からビームサーベルを引き抜き、実体剣とビームサーベルがぶつかり合う。
その瞬間。
『ERROR ERROR ERROR ERROR ERROR errorerrorerrorerrorerrorerrorrrrrrrrrrrr rrrrr』
そして、その電子音が会場に鳴り響いた。
僕の周りがいきなり暗くなった。そして、意識が遠退いていく。そして、メイジンと、知らない誰かの声が聞こえた。
「ヒナタ君!ヒナタ君!」
メイジンじゃないその声は、頭に直接語りかけているのでは、と思った。どうやら女性の様で、でも、何を言っているのかなんて解らない。ちょこちょことノイズが混じっているのだ。でもその声は、だんだんと鮮明に聞こえてくる。ノイズも無くなってきた。
『この世界には…戦いが溢れている』
『積み重なる瓦礫の山』
『繰り返される争いの歴史』
『でも…それでも私は信じてる!』
『人は…人はいつか争いのない歴史を作り上げると!』
『だからそれを、貴方に手伝って欲しい!』
…何を勝手な事を言っているのだろうか。
僕はこのまま平和に暮らしたいんだ。
何事も無く、ただ、普通に。
意識が無くなっていく…むしろ、溶けているようにも感じる。
風の音が聞こえる。人の声も聞こえる。
とにかく、
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