マブラヴ
0897話
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る間にも、修羅神と魔法使いはギクシャクしながら連携を確認していき……あ、修羅が切れた。
でもって魔法使いの方も切れて……ぶつかり合う直前にその2勢力の間にエヴァの放った巨大な氷の塊が落下してきた。
同時に、空中から降りてくるエヴァ。
……幾ら学園結界が無いからと言っても、よく魔力の消耗が激しいホワイトスターであそこまで魔法を使えるよな。伊達に600年を生きた吸血鬼じゃないって事か。
ともあれ、力を見せつけるようなエヴァに反発したのか、コウモリ型の修羅神ハルパスが空中に浮かんでいるエヴァへと向かって翼から衝撃波を発生させる。
だが、放たれた衝撃波はエヴァの魔法障壁であっさりと防がれ、逆に無数に放たれた氷の矢で羽の部分を貫かれ、地面へと落下していく。
生身で修羅神と互角以上にやり合えるんだから、さすがだよな。
『おい、アクセル。いいのか?』
オズマの言葉に小さく首を横に振る。
「ぶつかりあって友情を育むのはお約束だろ。それに今の状況で俺達が関われば、余計にこじれるような事になりかねない」
『そう、か? 寧ろこのままにした方が危険な気がするが』
その言葉にも一理あるが、実際修羅と魔法使いというのは色々と似てないようで似てるし、似ているようで似ていない。
同じ世界の住人なんだし、出来れば自分達で話を付けて欲しいというのが正直なところだ。
「……あ、始まった」
エヴァVS修羅神。
色々と騒々しい騒ぎではあったが、最終的にはネギパーティが必死になってエヴァを止めて、痛み分けという感じになった。
結局この日は色々と問題もあったが、お互いを理解したという事では意味があったと思う。
……思いたい。
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