第15話 魑魅魍魎の主、鬼と語る
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
にしか見えなかった。だからカナはまだ痛む体にムチ打って何とか体を動かした
「リクオ君…ちょっと2人っきりになりたいから一緒に来て?」
「カナちゃん?」
「ななななっ!何を言うんですか家長カナ!りりリクオ様と2人っきりなんてなぁんてうらやま…じゃなかった、不謹慎ですよ!?あと、貴女はまだ安静にしなきゃいけないんですから!」
「今羨ましいって言ったよな?絶対前者が本音で後者が後付けだよな?」
氷麗の発言に突っ込む上条だが当の本人は耳に入っていないのか氷麗はリクオに詰め寄った
「リクオ様!家長さんの相手は私がしますのでリクオ様は…」
何かを伝えようとするがリクオはあえてそれを無視し、カナに寄り添いそして…
「氷麗、少しの間カナちゃんと2人っきりになりてぇからお前らは病室にいろ」
そう言うとリクオはカナを抱き上げ、窓を開けると上空で待機していたリクオの下部妖怪“ヘビニョロ”の頭の上に乗ると空高く飛び、何処かへと飛び去ってしまった。その為…
「リクオ様あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
氷麗の絶叫が病院内に響いたのは言うまでもない…
おまけ・・・
「おいおい雪女さん、あの2人も久しぶりに会ったんだろ?だったらそこに水を差すマネなんかしなくても…」
この時何故か上条は右手ではなく左手を伸ばしてしまった。そのため
「殺じでや゛る゛〜〜!」
「ぎゃ〜!ふこぉ…っ!」
氷麗の“畏れ”が猛吹雪に変わり、異能の力が宿っていない左手を伸ばした上条は一瞬で氷漬けになったしまった。上条も定番の『不幸だ〜』というセリフも言い切る前に凍り付かされた
「リクオ様のバカ!死ねばいいのに!うわ〜ん!!」
そして上条を凍らせた氷麗は病室から飛び出し、何処かへ走っていった
「当麻君!?」 「と、じゃなくてアンタ!」 「上条さん!?」
「白井さん!すぐにお湯を沸かすの手伝ってください!」
「え〜?めんどくさいですわ。この類人猿はこのまま氷像になればいいのでは?」
「いいから手前等全員とっとと湯を用意しろ!上条が死ぬぞ!!!」
千鶴と美琴、佐天は一瞬で凍り付いた上条に驚愕し、初春は直ぐに湯を沸かそうとするが白井は乗り気せず、土方は檄を飛ばして全員で上条を救助するがもはやカオスだった
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ