第15話 魑魅魍魎の主、鬼と語る
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カナが刃衛の刃で斬られたため入院。その後上条たちが見舞いに来て話が盛り上がった所で突然の来客。その来客とはカナの幼馴染で名は…
「リクオ君!?」
「よう、カナちゃん。元気そうで安心したぜ」
奴良リクオ…関東大妖怪任侠一家“奴良組”三代目総大将を受け継いだ青年。その青年が何故ここにいるのか理解できなかった土方は刀こそ抜かないが上条や美琴たちを庇う様に前に出て青年…リクオに尋ねた
「おい小僧、一体どうやってこの学園都市に入ったんだ?ここのセキュリティは半端ないはずだぞ?」
土方のドスのきいた視線もリクオには効かないのか余裕を持った笑みを浮かべるだけ。そして彼は土方にこう言った
「へぇ、流石は元・新選組、鬼の副長…“土方歳三”さんと言えばいいのかな?」
「な!?」
出会って早々、カエル顔の医者と病室にいるメンバー以外には知られていないはずの情報が何故リクオにバレタのか全くわからない土方たちだった。その表情から察したのかリクオは不敵な笑みを浮かべながら
「答えは簡単だ。奴良組には独自の情報網があってね…そいつを辿って来ただけさ」
『………』
青年…リクオの発言に始めは疑念を感じていたが彼の自信に満ちた表情からは嘘をついているようには見えなかった。
「あの〜…」
「ん?」
そしてここである意味場の空気を読めない男が一人…
「つかぬ事をお聞きしたいのですが宜しいでしょうか…」
「なんだい?上条さん…」
「えっ!?何で俺の名前をし…「今言っただろ?奴良組には独自の情報網があるって…」
…ソーデスカ」
上条の疑問の答えを即答され、もはや深く考えることやめた上条はリクオにある質問をぶつけた
「それで、質問はなんだい?」
「あ、あぁ…それで結局、ぬらぐみって…なに?」
「「「…………(ポカーン)」」」
上条の質問に病室にいた土方、千鶴、カナの3人は呆気に取られた
「え…何?」 「カナ?」
「土方先生?」 「雪村先輩もどうしたんですか?」
上条たち4人の言葉にやっと反応したのか土方と千鶴がリクオとカナ以上に信じられないような表情で上条たちを見ていた
「お前ら…っ奴良組を知らないのか!?」
「当麻君!それ本気で言ってるの!?」
「え?そんなに驚くことなの?つか、何その“こいつそこまでバカだったの!?”みたいな目線は!?」
「そう思われるのも当たり前だろ!あの“奴良組”だぞ!?なんで若いお前らがそれを知らないんだよ!?」
上条と土方のやりとりを横目に佐天は千鶴に奴良組についての質問をする。
「千鶴さん…その“ぬらぐみ”ってそんな
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