第六十三話
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何やねんこのカオスは………」
思わず関西弁に戻るが気にするな。
「あ、王双の旦那」
赤色のショートヘアをした郭淮が寄って来た。
「なぁ郭淮………あれって張コウだよな?」
俺の視線は訓練で倒れた兵士の上に立つ張コウがいた。
てか張コウが持っている武器………あれってハルバートか?
「あぁそうだよ。ウチの旦那さ」
「………あんな性格だったか?」
「実は、袁術軍に加入してから西方から来た商人が持っていたあの武器にえらく気に入ったんだよ。それで武器を買ってから大人しい性格が戦や訓練中は無くなってあれになったんだよ」
郭淮が俺に説明をする。
「這いつくばれェッ!!」
………明らかにバルバトスだよな。
「私も最初はバルバトスがこの世界に来たのかと思ったよ。まぁ今は馴れたがな」
クロエがポツリと呟いた。
「………まぁ仕方ないだろうな。いやしかし、若本さんの声が聞けるのはいいな」
「若本?」
「いや何でもない」
クロエに訊ねられたが問題は無い。
「………となると、袁術軍の前線部隊にバルバトス………じゃなくて張コウを入れるか」
戦の時に奇襲でもやったらパネェと思うな。
「なら、抑え役として私も加えてもらってもいいかい?」
「分かった。考えとくわ」
この夫婦、意外と役に立ちそうだな。
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