暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
番外編:想い繋がる時
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が手に取るように分かる。
気付けば互いの距離はかなり縮んでいた。
リインフォースの息遣いや鼓動が聞こえる。
大輔はリインフォースの方を向き、彼女の両肩に優しく手を乗せる。
大輔「リインフォース、俺…お前のことが…好きだ。守らせてくれ、俺に」
リインフォース「大…輔…っ」
リインフォースは大量の涙を浮かべて嗚咽を零す。
目を拭うでもなく、ただとめどなく流れ、リインフォースの顔を濡らしていく涙はとても綺麗で、泣きながら笑みを浮かべる彼女が愛しい。
リインフォース「大輔…、私も、私もあなたを愛してる…!!だから…」
彼女はいきなり大輔の首に両腕を絡ませ、力一杯自分の方に引き寄せると唇を重ねた。
彼女の身体が密着するが、大輔もそっとリインフォースの背中に腕を回した。
リインフォースの身体はとても柔らかく、女性特有の甘い香りが大輔の鼻孔をくすぐる。






























そしてしばらくして、部屋に戻るとブイモンとロップモンはおらず、置き手紙があった。
“少し散歩に行ってきます”
気を利かせてくれたんだろうか?
二人は互いに笑みを零した。
リインフォースは大輔の肩に頭を乗せた。
二人の間に会話はない。
しかし、言葉などなくともどこか通じているような感覚があるせいか、家族のような、いや真に惹かれあった恋人同士のみが持ち合わせる暖かく、穏やかな空気が支配した。
大輔「なあ…」
リインフォース「何?」
大輔「抱き締めて…いいか?」
リインフォース「…うん」
ギュッと、強く、その細く華奢な身体を抱き締めた。
リインフォース「ん…」
少し苦しさを感じるが、それ以上に感じる幸福感にリインフォースは笑みを浮かべる。
大輔「リインフォー…?」
大輔の唇にリインフォースが人差し指が触れる。
リインフォース「二人っきりの時は…アインスと呼んで…?」
大輔「分かった…アインス」
リインフォース「何…?」
大輔「キス…していいか?」
リインフォース「…うん」
互いに唇を重ねる。
リインフォースの口内に大輔の舌が入ってきた。
互いの舌が絡み合う。
リインフォース「ふっ…うぅ…だい…す…けぇ…」
頭がクラクラする感覚に襲われるリインフォース。
そして唇が銀糸で絡まれながら離れた。
大輔「アインス…」
リインフォース「だ…いすけ…」
大輔「ごめん、キス以上も…」
リインフォースを布団に優しく押し倒した。
思わずリインフォースが抱きつく。
そして大輔の唇が彼女の鎖骨辺りに跡を付けようとすると、身体がびくりと震えて、自分の中で何かが溢れてくるのを感じた。
リインフォース「…ぁ……」
こうして二人は長い長い夜を過ごす。
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