第3巻 村人と出会う
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幸玉が出てきて俺達の中に入って行く。
なんか急に体が光り始めた。
「お……おい、兄ちゃん達体が急に光りだしたぜェ?」
「……」
「なんなんだろうな?」
「とりあえず、道中扇で見てみれば分かると思うぜェ?」
「道中扇便利だなおい!」
道中扇を開くと何かの項目がでた。
アマテラスは体力、墨、胃袋、財布。とあった。神通力ってこんな効果があるのな……
えーと俺はっと。
「力、武器、桜、界。力と武器は分かるけど、桜と界ってなんぞや?」
「兄ちゃんの謎は深まるばかりでィ……」
「とりあえず力を上げとこ。そういやさっきのおっさんは?」
すっかり体が軽くなったけど大岩は動かせないと。当たり前だろ!!
おっさん曰く、外に出る唯一の道のようだ。なんかこの人、狼にスサノオってやつを連れてきてくれとか頼んでるし。
スサノオって太剣士とか立て札に書いてたバカか?英雄の子孫らしいけど。
その前に村を散策だ!いやー、まっすぐ行ったら戦闘があったから村人に話しかけたりしてないんだよね。
おっととうさぎ発見えさやりえさやり、あーうさかわいいー。
よしうさぎにえさやったし!さっそくあの美人さんに話しかけよう!
近づいたらアマテラスと一緒に撫でてもらえました。犬好きのようです。
あらオオカミさん達こんにちはとか、お名前はなんていうの?って狼にも普通に話しかけてくれる天然のクシナダさんです!
「おう!俺は白渡久桜だ!よろしくクシナダさん!」
「あらあら、オオカミなのにしゃべれるの?じゃあ、こっちのオオカミさんもしゃべれるのかしら?」
「んー、残念ながらアマ公はしゃべれないんだ」
「くぅーん」
「残念だわ……」
イッスンも会話に参加する。
クシナダさんは酒を造ってるらしい。
「へー、クシナダさんってお酒造ってるんだー」
でも稲刈りは一人じゃ大変で毎年スサノオに手伝ってもらってるようです。
「ワンちゃんと久桜ちゃんを見てるとついお話がしたくなっちゃうわ」
「そりゃよかった!この体じゃ稲刈りは、手伝えねぇけど話はするよ!」
「ふふ、ありがと久桜ちゃん」
クシナダさん曰く、スサノオって奴は村に住むちょっと変わった人で、大きな剣を背負っていつも鍛錬に励んでるらしい。
「いつも鍛錬してるのか」
なんでも伝説の英雄イザナギの子孫だとかなんとか、酒も大好きでよく買いに来るらしい。
スサノオにも挨拶してあげてねーと最後に言われた。
「ふーん、じゃ、後で行ってみるよ!」
それからクシナダと別れ、今度は犬を連れ、虫を持っている少年の所に行ってみる。
弱っちそうなヤツらとかいきなり言われた。
「俺
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