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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第2部
第2話 戦艦三笠、着任
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朝の献立は?」
「鮭の塩焼き定食」
「昨日の天気は?」
「雨のち晴れ、時々曇り」
「12589+4583÷15865は?」
「0.793570753230381」
「下着は何色でした」
「ピンク色……はッ??」
「うう〜〜〜……///」
「申し訳ありませんッ??」

顔をさらに真っ赤にし、手で隠す女性の前で全力で土下座する。
もしこの事態がラトロワやまりもに知れたら、恐らく俺は明日の陽を拝む事なく人生を終える事になる。

「もう…(……一葉だけ、特別ですからね……)」
「え?」
「なんでもありませんッ??」


???


更に鎮守府内をジープで走り抜ける。
すると、前方から緑色の巨体が見えて来た。

「あれがMSですか?」
「ええ、あれは……MS-06ザクUですね」

ブレーキを掛けて路上に泊まる。

ザクも此方に気付き、ジープの隣で止まった。

《提督、お疲れ様です》
「ワイズマン大尉かッ?? 御苦労ッ??
其奴の調子はどうだ、使えそうかッ??」
《まだ何とも言えません。
移動や作業には問題ありませんが、戦闘に耐えられるかは未知数です》
「了解だッ?? 引き続き修復の指揮を取ってくれッ??」

ザクの外部スピーカーからワイズマン大尉の声が響く。

「一葉く〜〜んッ??」
「んあ? 雷姉さん」
「私もいるわッ??」
「なのですッ??」
「ハラショー」

見れば、ザクの掌に雷姉さん達が乗って、此方に手を振っている。
今朝進水した暁型2番艦の響も一緒だ。

「振り落とされないように気をつけてなッ??」
「「「は〜〜いッ??」」」

ザクが歩き出す。
その度にザクの掌に乗る姉達が慌てる光景を見ながら、俺はジープを走らせた。

「仲が良いんですね」
「ええ、まぁ…実の姉弟みたいなものですから」

ジープは更に鎮守府内を走り続け、中央棟の前に戻って来た。
陽は高く登り、燦々と輝いている。
時間的にも、会議は終わっている頃だ。

「では、提督執務室へ案内致します」
「いえ、私は少し用があるので、失礼します」

女性は中央棟の玄関ホールで立ち止まり、頭を下げた。

「は、はぁ……」
「御案内して頂いて、ありがとうございます」
「何方に御用でしょうか?
良ければ案内致しますが……」
「あら、女子更衣室まで付いて来る気ですか?」
「あッ……し、失礼ッ??」

女性はウィンクしながら帽子を被りなおし、ペロっと舌を見せた。

「御心配なく、また後でお会いしましょう=B」

歩き去っていく女性を見送りながら、深い溜息を吐いた。
これだから女性は苦手だ。

「……親父の顔見ていくか……」

俺は1人、玄関ホールの赤
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