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東方喪戦苦
〜三十三幕〜中途半端
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た。骸が気がついたのだ

「響真は????」
朦朧とした意識を、頭を振って持ち直した。

神「今、阿部さんが戦ってる」

「俺が行く??!!」
いきなり立ち上がり、阿部さんが押さえつけている響真に向かって走り出した。

阿「起きたか!」

響「深く切り刻んでやったんだぞ!?こんなに速く起きてこれる筈がねぇ!」

響真は阿部さんに抑えられながら俺を睨んだ。

「残念だが、むかしから体は丈夫何でな。一回、二階から落ちて気絶しても、次の日学校に行ける程だ」

響「クッソがぁ!」

阿部さんを振りほどき、俺に飛びかかって来た。
だが、さっきやられたのが嘘のように、骸はヒョイヒョイ響真の攻撃をかわす

「おせぇなどうした?バテてんのか?」

響「死ねぇ!!」
響真は必死に攻撃した。
その攻撃を避けて、骸は響真にボディブローを咬ました

「遅いね」

響「か???っは」

ふと、俺は二の腕に違和感を覚えた。
腕を見てみると、確かに響真の腹部を俺の拳が貫いていた。

「な???何だこれ???」

響「ゲホ、ガホッ!」

響真は血反吐を吐いた。

響「俺ぁ??やっぱり中途半端で終わるのか??
生まれてから、勉強、運動、全部が中途半端???この格好だって、実験の成功と失敗の狭間で生まれた中途半端な存在???」

そう言いきってから、響真は絶命した。
俺は腕を引き抜き、響真を優しく地面に寝かせた。


To be continud










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