洛陽に到着
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
微笑んでいる。
だが、この性格ではいずれ、何かに利用されるかもしれないな
「こら。月に気安く触るな!」
「鉄塊」
後ろにいた賈駆が、怒鳴りながら頭を殴ってきたが、うっかり鉄塊でガードしてしまった
「うー、何て硬い頭してるのよ」
涙目で、右手を擦っている賈駆。
やはり普通の奴相手に、やっちゃ駄目だな
「聞きたいことはそれだけだ。後暫く、此所に泊めてほしいのだが?」
「いいですよ」
「ちょっと月!」
董卓は、快く了承してくれたのだが、賈駆は微妙なようだ
「詠ちゃん、剛鬼さんは悪い人じゃないよ。だからいいでしょ? お願い」
涙目で賈駆にお願いしている董卓。
何時も無表情の恋より、董卓のほうが可愛いかもしれない……って
「恋、痛いからつねらないでくれ」
いつの間に移動したのか、恋が俺の右手をつねっていた
「…………恋だって、あの顔出来る」
恋は何か言ったようだが、よく聞こえなかった
「はー、分かったわよ月。剛鬼だっけ? 暫く此所に居ていいわよ」
「ありがとな」
賈駆の頭も撫でてみたが
「気安く触るな!」
ガルルと、言わんばかりに威嚇されたので手を離す。
迂闊にやると、今度は噛まれそうだ
「部屋は空いてる部屋を勝手に使って。案内は恋に任せるから」
「…………(コクッ)行こ。剛鬼」
恋が賈駆の言ったことに頷くと、俺の腕を持ちグイグイ引っ張る
「待て恋、まだ刀を返してもらってない。それと引っ張るな」
「…………分かった」
恋は引っ張るのを止めたが、俺の右手を握り離さない。
まぁ、問題はないからこのままでいよう
「ほい剛鬼」
「よし。それじゃ、俺は休ませてもらう」
張遼から斬を返してもらい、腰に差し俺は恋に連れられて歩き出した
そして数分後城内を恋と歩き、部屋に辿り着いた
「城とは言え、現代よりやはり設備はないか」
まぁ、宿に比べれば設備や広さはあると思う
「俺はもう寝るが、恋はどうする?」
斬を腰から抜き、壁に立て掛けベッドに横になり、恋に尋ねる
「…………恋も一緒に寝る」
恋はそう言うと、ベッドに入り俺に抱きつく。
抱き枕か何かと、一緒の扱いじゃないよな流石に?
「まぁ、いいか。おやすみ恋」
「…………おやすみ剛鬼」
本当に今日も、色々あって疲れたななどと、思いながら目を閉じ眠りについた
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ