洛陽に到着
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ゃん。恋さんが、友達って言ってるんだから悪い人じゃないよ」
微笑みながら、董卓は賈駆に言う。
器がでかいと言うか、何と言うか
「分かったわ。でも、武器は預からせて貰うわよ。何かあったら困るから」
流石に賈駆、そう警戒は簡単に緩めないか。
まぁ、それが普通か
「了解。そっちの関西弁のアンタ、相棒を預かっておいてくれ」
刀もとい、俺の相棒の斬を腰から抜き、紫髪の関西弁の女に渡す
「か、かんさいべん? 何言うてんのかよう分からんけど、うちは張遼や」
軽く自己紹介しながら、張遼は俺の斬を持つ。
この女が、かの神速の張遼か
「あぁ、それとそいつを絶対に抜くなよ」
「何でや?」
興味津々に、張遼が斬を抜こうとしてるので一応止めておく。
……抜かれたら、かなり面倒なことになるからな
「理由は言えんが、何があっても後悔しないなら抜け」
「かなり抜きたくなるんやけど、他人の物やから止めとくわ」
抜くのを諦めたようだな。
冗談抜きで、抜かれたらとんでもないことになる為一安心だ。
張遼が抜かないことを確認し、俺は董卓の直ぐ前まで移動した
「はじめまして、董卓殿。さっき名乗ったが俺は剛鬼と言う」
一礼しながら、再度董卓に簡単に自己紹介をしておく
「私は董卓と言います。あの、よければお顔を見せてもらえませんか?」
笑顔で俺にそう告げる董卓。
何でそんなに、顔を見せてくれって言うのだろうか?
「俺の顔何て見たって何もない。というより、俺はあまり人に顔を見せたくないんだ」
「顔に大きな傷でもあるんですか?」
頭に? を浮かべながら董卓が俺に尋ねる。
よく言われるが、やはり顔を隠す奴等は何かしら、顔にコンプレックスを抱く奴等なのだろうか?
「そういう訳じゃないが。まぁ董卓殿、幾つか質問があるんだがいいだろうか?」
「構いませんよ。何でしょうか?」
特に警戒することなく、そう答える董卓。
もう少し、警戒ぐらいしてもいいような気がするが
「なら一つ目、君は民のことを大切に思っているかい?」
「勿論です!」
真っ直ぐ俺の、正確にはお面の目を見て直ぐに答える董卓。
街の様子を見れば、これは分かることだが一応念のためである
「二つ目、君は部下を捨ててでも己の命を優先するか?」
「それは……出来ません。皆の命を犠牲にしてまで、生きよう何て私には……」
うむ、部下のことも大切に思っているか。
しかし、王の考えとしては少し甘いな
「ふむ、質問はそれだけだ。少し甘いところもあるが、それは君が優しいからだろう」
「へ、へぅ〜あ、ありがとうございます」
頭を撫でながらそう言うと、顔を赤くしながら董卓は
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