暁 〜小説投稿サイト〜
歪んだ愛
―其の後―
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
“東条ゆりか”だ。変える事は当然出来るが、敢えてまどかはしなかった。
私とゆりかは二人で一つ。
私はまどかだけど、ゆりかでもある。
そう云い、死亡届取り消しを断った。
「混乱するんじゃないのか?」
「大丈夫。世間では例え東条ゆりかでも、私は私、東条まどかに変わりはない。私は此れからも東条まどかで、ゆりかなの。其れが、私なの、私達なの。」
グラスと顔を寄せるまどかに和臣は微笑み、一緒にグラスの中身を減らした。
東条まどかは一度としてまどかの時があったのか…?
いいや、大丈夫だ、此れから彼女は、本当の意味で“東条まどか”になるだろう。
入り口で聞いていた時一はそう思い、科捜研到着しました、と明るくドアーを開いた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ