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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-12 妖精の世界へ
Story12-6 三歩目は仲間と共に
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題ない。
さて…………行こう」
俺とマリンが手を重ねその上にレイが小さな手を重ねた。
「「「いざ、世界樹へ」」」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺たちはエクセトル北の灯台の外展望台に立っていた。
そこからさらに北…………森を抜け、山脈を抜けた先。
空と同化している彼方に見える…………世界樹。
桜華が囚われている場所。
「凄い眺めだ……空に手が届きそうだ……」
「現実で悩んだときは、こうやって空を見るの。
この空を見てると、自分の悩みがちっちゃく思えるよね」
「そうだな」
そこでレイが口を開いた。
「空って…………なんで広いんでしょうか?」
その問いに、なぜか俺はすぐ答えられた。
「きっと…………俺たちの悩みをちっぽけにするためだ。
どんなに悩んでても、すぐに立ち直れるように」
「私たちが同じ世界に繋がっていられるようにするためでもあると思う」
「空ってすごいです」
俺が再び空を見上げると、太陽が輝いていた。
とりあえず、展望台の中央に設置されたロケーターストーンという石碑を使って、戻り位置のセーブをすると、マリンが4枚の翅を広げて軽く震わせた。
「準備はいい?」
「OKだ」
「行きましょう!」
レイも同調してくれた。
「さ、行こう!1回の飛行で入り口までいくよ!」
少し遠くに見える洞窟の入り口に向けて、シャオンとマリンは飛び立った。
Story12-6 END
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