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僕の周りには変わり種が多い
横浜騒乱編
第25話 迎撃チーム
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いる、箱を見つけることはできたが、その箱をこじりあけた時に、幹比古、レオ、エリカはさすがに驚いていた。深雪は驚いているというよりは、怒っているという感じだが、サイオンの嵐はおこっていない。

箱の中身は、

「これは、多分、人間の頭脳だね」

「こんなことなんて……」

「ひどい……」

「無茶してくれるぜ」

「多分、これを元にしたのは陰陽道系の、人型使役の術式に近いものだと思う」

幹比古、エリカ、深雪、レオに僕の順だが、

「紙を人の形に挟み切り、雑霊を宿して兵と成す術と似ているけれど、これは陰陽道系じゃないよ」

「それならば、元は道家の術だとか」

「要するに、相手は大亜(ダイア)連合ってこと?」

「うん。十中八九、エリカの言う通りだと思う」

「けれど、これで相手が特定できたとして、僕らの行うことに変わりはあるかい?」

これで、少々作戦を変えることになった。この後から来たロボット型戦車には、発見は幹比古で、そうして、コアとなる人間の頭脳にかけられている術式を解呪という名のシルバー・ホーンでの火炎魔法を行うのが僕、それで止まった戦車を物理的に倒していくのは、レオ、エリカの剣と、深雪の魔法だ。

「翔さん」

「なに?」

「千代田先輩たちの方はどんな状況か観える」

深雪からの問いで、プシオンのサーチをし

「場所はかわらずに、交戦中ってところ。渡辺先輩にあとひとりはエリカのお兄さんかな? 渡辺先輩はなんか魔法をつかっていない感じかな。ああ、別に怪我をしてとかではないと思う」

それを聞いて考え込んでいる深雪にエリカが

「どうしたの、深雪? 今さら考え込んじゃって」

「変だと思わない? なぜ敵はわざわざわたしたちが待ち構えているところへやってくるのかしら?」

「敵は大亜連合だとして特殊工作員や、偽装した船ではいりこんできての攻撃、所属に氏名を語らないパイロットなんてきてたら、何をやらかすなんて考えるのは、作戦思想が不明すぎて逆に何をしてきても不思議じゃないよ」

「そうなんだけど、こちらは十人しかいないのだから、わたしたちが居ない所をすり抜けていくことだってできるはずなのに」

「……足止めかも」

エリカの言うとおりかもしれないが、

「だからといって、駅前近くで戦闘をしたら、市民の巻き添えもあるかもよ。それにここから1人ぐらい抜けても……」

「来たよ!」

幹比古の告げた新たな敵の襲来で、まずは目の前の戦いに集中することにした。



装甲車や歩兵も現れてきたので、僕もロボット型戦車のコアになっている部分以外でも、対応していくことにした。装甲車は見えるまえに、中の人間への加熱振動系魔法で燃えてもらい、この時の歩兵は
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