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僕の周りには変わり種が多い
横浜騒乱編
第24話 101かよ
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、国防軍の野戦用軍服ということで、後ろからでてきたおなじ野戦用軍服を着た男性をみて

『げっ! 九重先生の高弟の風間さん。ってことは101独立魔装大隊か?』

師匠からは、体術だけなら本気をだして互角かもといわしめている人物だ。っていうか、なんで勝ち負けにこだわるんだろうな。一応合気術なのだから、対人相手なら、逃げられる時には逃げればいいのに。
そう思いつつ、そのことに毒されていることに気がついていない陸名翔だった。

少佐の階級章をつけた風間が

「特尉、情報統制は一時的に解除されています」

その言われた先は達也だったが、敬礼をしている。達也の分子ディバインダーに似た結果をもたらす魔法と、先ほどの大量のサイオン量と、101独立魔装大隊に所属している特尉という符号から、思い浮かべたのは、以前師匠から聞いた悪魔の右腕『デーモン・ライト』あるいは、摩醯首羅『マヘーシユヴアラ』。

考えている間に、風間少佐は十文字先輩の方を向き

「国防陸軍少佐、風間玄信です。訳あって所属についてはご勘弁願いたい」

「貴官があの風間少佐でいらっしゃいましたか。師族会議十文字家代表代理、十文字克人です」

十文字先輩の魔法師としての公的な肩書か。そして風間少佐は、一礼をしてから十文字先輩と達也を視界に入るようにして身体の向きを変えた。そして風間少佐の命令で藤林少尉から、現状の周囲の状況の説明があってから、再び風間少佐は達也の件で

「国防軍は皆さんに対し、特尉の地位について守秘義務を要求する。本件は国家機密保護法に基づく措置であるとご理解いただきたい」

達也が特尉であるということと、間接的に『デーモン・ライト』のことをまわりに話すだけでも、国家機密保護法に基づいてスパイ相当の扱いになるという意味も含まれるだろうが、一度、101の方なら内情がわかるつてを持っている師匠に聞くしかないだろう。

達也がドアの方に進んだあとに、皆へと振り返り

「すまない、聞いての通りだ。皆は先輩たちと一緒に避難してくれ」

「少尉、よろしくお願いします」

「了解です。特尉もがんばってくださいね」

そして、達也は風間少佐と一緒に控え室から出ていくかと思ったが、

「お兄様、お待ちください」

行なったことはといえば、達也が深雪の前に片足をひざまづいて、深雪が達也の額に口づけをしただけだ。表面上はそうだが、深雪から達也の霊気を縛り付けていたように視えていた霊気の中の1つのラインは消えた。そうすると一機に達也のサイオンがあふれだした。それが嵐のようにも見えるが、そのサイオンに付随するプシオンは微々たる量だ。プシオンは、ほぼ影響をうけていない。達也の中の獣をしばりつえていたというわけでもないのか?
そして、それとは対照的に深雪
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