暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0896話
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のある場所を発見して襲撃したとか」
「考えられなくもないけど……それでも量産型Wなら、異常があった時点で何らかの報告をしてくる筈よ」
「他にも幾つか可能性はあるが……今は考えても無駄って事か」
「恐らくね。今は向こう側と再度繋がるのを待つしかないわ」

 OGs世界とはあまり連絡を取ってなかったとは言っても、イスルギ重工は色々と有益な会社であり、ミツコも鵬法璽の効果もあって、いざという時に頼れる存在であるのは間違いない。
 そして何よりも問題なのは、俺の原作知識がOG外伝までしかないって事だ。
 つまりOG外伝の続編があったとしても、俺はその内容は何も知らない。
 いや、基本的に発売されていたスパロボのオリジナル要素を集めて作り直したのがOGシリーズだから、実際にその事件が起きればその内容は予想出来るんだが。
 とは言っても、こんな事態になるとは全く想像していなかっただけに……
 ちっ、今ここでこうして迷っていてもしょうがない。取りあえず向こうの世界と連絡が取れないなら、ここで色々と考えても無駄でしかない、か。
 システムXNの不具合ではない以上、レモンにどうにか出来る問題でもないしな。

「……レモン、繰り返し尋ねるが、他の世界との行き来には何の問題も無いんだな?」
「ええ。それに関しては保証するわ。今回の件に関しては、あくまでも向こうの世界で何かがあったとしか思えないわね」
「そうか。なら、取りあえず今はいい。こっちでどうにも出来ないんなら、ここでどう足掻いても無駄だろうしな。それなら今はアンバールハイヴの攻略について考えた方がいい」

 その言葉に、若干悔しそうな表情を浮かべるレモン。
 ギリアムもいない以上、実質的にレモンがシステムXNの専門家と言ってもいい。その自分が現状で何も出来ないという事に屈辱を感じているのだろう。
 ……今も言ったが、この現象がシステムXNの干渉じゃ無くてOGs世界側でのイレギュラーである以上、そんなに悔しそうにする必要は無いと思うんだけどな。

「……分かったわ。取りあえず鉄原ハイヴを攻略した時のデータを基にして、ヴォールクデータをアップデートしたのをVF用やKMF用、MS用としてそれぞれの世界に送ればいいのよね?」
「そうだな。ああ、それと魔法使い用のシミュレーションも頼む。ただ、こっちはあくまでもハイヴの外専用でいい。シミュレータも込みで10台程麻帆良に送ってくれ」
「また、随分と無茶を言うわね。……ま、いいわよ。恋人の頼みくらいきちんと聞いてあげるわ」

 レモンにしても、今回の件で覚えている屈辱感を晴らす為にある意味で丁度良かったのだろう。小さく笑みを浮かべて俺の無茶な要求を受け入れる。
 魔法使いにしてみれば、式神を含むモンスターとの戦闘経験は豊富だから心配はあ
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