第1話 ようこそ、Minecraftの世界へ
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ンをしてください...そして何が起きたのか、説明してください」
いや、何が起きたのか自分も分からないッス。マジで。
台本にもこんなの書いてないし...
「ゆかりん、誰と喋ってるの?」
マキは少し戸惑いながらゆかりに聞いてきた。
「何でもないです...」
ゆかりはそれだけ言い、"奴"が消えた交差点を眺めてた。
「それにしても、これ、なんやろ?」
茜は"奴"に渡された物を見ながら言った。
「お姉ちゃん、これはどう見てもミサンガじゃない?」
葵は茜と同じく"奴"に渡された物、ミサンガを見ながら言った。
「貰ったんですし、折角なので付けてみませんか?」
「え、得体も知れない人から貰った物を身に付けるんですか?」
ゆかりが速攻でずん子に言った。
ゆかりはそれなりに嫌そうな顔をした。
「ゆかりさんは潔癖症何ですか?」
「いや、そういう訳ではないですが...少し抵抗が...」
「それなら、あの人が自分のファンだと思えば大丈夫ですよ」
何とか説得しようとするが後一歩の所で立ち止まっているようだ。
は〜…仕方ない、ワイが説得してやるか。
ヘイ!ゆかりん!
「何ですかナレーターさん」
ゆかりん、実はそのミサンガを付けるとおっきくなるらしいぜ!
「何がですか?何が大きくなるんです?」
...ゆかりんが気にしてるやつ...
「...朝に一度言いましたよね?次言ったら命は無いと?」
待て、待つんだゆかりん。これは本当だ。
さっき新しい台本が届いてそう書いてあったんだ。
「...本当ですね?」
ああ、本当だ。
台本にはすぐには大きくならないって書いてある。
徐々に大きくなっていくんだろう。
「...本当の本当ですね?」
本当の本当だ。
ゆかりんだって、見返してやりたいだろう?
「分かりました、ナレーターさんを信じてみます」
ありがとう、ゆかりんなら信じてもらえると思ってたよ。
「ゆかりさん?さっきからぶつぶつと独り言言ってますけど、大丈夫ですか?」
ずん子はゆかりに問いかける。
ゆかりは独り言をやめ、可愛らしい笑みを溢しながら言った。
「ええ、大丈夫ですよ」
―――――――――――――――
..........
...................
「ナレーターさん寝てしまいましたか。じゃあ、私がナレーションしましょう」
あれから全員ミサンガを付け、各々の家へ帰り、夜になりました。
そういえば台本を読んでる事ですし、ミサンガの事が本当かどうか、確かめてみましょう。
ペラペラ〜…!
ナレーターさん、起きてください。
今すぐ起きないと
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