第1話 ようこそ、Minecraftの世界へ
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「んん〜…」
両手を組み、頭上に上げ、大きく伸びをする。
「っは〜…」
息を吐きながら組んでいた両手を解き、膝の上へ置く。
「最近、バイトばっかりで、ろくにゲームも昼寝すらも出来てませんね。」
紫髪のひんny...ゴホゴホ、紫髪の少女はため息混じりに言う。
「ナレーターさん、今なんて言おうとしましたか?」
い、いや、べ、別に、
「次言ったら、命は無いと思って下さい」
は、はい...
「全く...しかし今日は休日!バイトはありませんし、邪魔するものもありません。思う存分、のんb」
「堕落生活を送るつもりだけど、今日は私と遊ぶ約束したよね?ゆかりん?」
「何で居るんですかマキさん。ここ私の家ですよ。鍵掛けてある筈なのに。(棒読み)」
紫髪の彼女、"結月 ゆかり"の言葉を食って喋った、金髪の彼女、"弦巻 マキ"だ。
「管理人さんに合鍵貸してもらったんだよ」
「管理人さん、余計な真似を...」
「そんなことより、ゆかりん、今日は皆で遊ぶ約束したでしょ?」
「そ、そんな約束しましたか?」
「ゆかりんの薄情者。この前ゆかりんに聞いたら良いよって言ったじゃん」
「そ、そういえば言いましたね」
「ほら、ゆかりん。さっさと仕度して出かけようよ」
「...分かりました、少しばかり時間をください。準備をしますので」
「分かったよ〜。じゃあ私は外で待ってるから早く来てね〜」
そう言い、マキは外へ出ていった。
そして、心の中で密かに呟く。
『本当は約束なんかして無いんだけどね〜』
ゆかりは準備をしながら小さな声で呟く。
「マキさん、絶対嘘ついています。私、約束した覚えありませんし...それにマキさん、堕落生活って私を何だと思ってるんですか...」
ゆかりん準備中...
「お待たせしました」
「やっと来たね〜ゆかりん」
「遅かったやないか、どないしたん?」
「遅くなった理由、私、気になります!」
ゆかりはとっても嫌そうな顔をしながら答えた。
「遅れた理由は掃除や片付けをしてたら遅れました。というか、ずん子さんと茜さんも居るんですか...ハァ...」
「そんなに嫌がらなくても良いじゃないですか」
深い緑色の髪をした彼女"東北 ずん子"は言う。
「そうやで、私らとゆかりはんの仲やないか」
ピンク色の髪をした彼女"琴葉 茜"も言う。
「いや、だって、マキさん1人相手にするのでさえキツいっていうのに、そこにずん子さんと茜さんも居たら私、死んでしまいますよ」
イヤイヤ、ゆかりん相手にするのm.
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