暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-12 妖精の世界へ
Story12-4 二歩目は今後への一歩
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
まずは武器ですね。今のパパだと、初期装備では剣の方に限界がきます。
少なくとも今より6段階上の武器でないと…………」
「あれ…………俺そんなにチートだったっけ?」
「パパの速さは現実でもかなり上のレベルにあります。
このALOは現実の運動能力がかなり反映されるので、パパがこの世界で剣を振ったら初期装備ではかかる重力に耐えきれなくなるんです」
「剣は…………とりあえずメドがたってるからOKだ。
防具とアイテムは明日買うとして……あとは知識がもう少し欲しいな」
「ごめんなさい、パパ。私の力不足で」
「レイのせいじゃないよ」
すると、後ろの方から声がした。
「セイ兄」
俺と同じぐらいの女性で、種族は……スプリガンだった。
でも……この呼び方は…………
「お、お前…………まさか…………」
「あれ、バレちゃった?
私の名前はマリン。
現実世界の名前は…………夏井悠海」
え…………ええええええっ!!?
「お前、何でここに!?」
マリン/夏井悠海。
俺の従妹にあたる人だ。
15才で、住んでるところは俺と同じ埼玉県川越市。
俺が11才の時に悠海の家族は仕事の都合上引っ越してきた。
小学6年から同じ学校に通っていた。
ちなみに……女子で俺のことを名前で呼ぶのは、桜華か悠海しかいない。
「大輔おじさんの依頼を受けて、アートテックスからダイブしてるの。
ALOのアカウントは、発売当初から持ってるけどね」
「え……父さんが…………?」
話の分からないレイはテーブルのクッキーを食べている。
「このアルヴヘイムについて……深く知ってもらうと共に、セイ兄を世界樹まで連れていくことが目的」
「あ……ありがとう」
「でも……今日は遅いからログアウトした方がいいかもね。
上の宿屋で出来るから。
次のログインの時にいろいろ教えてあげる。
じゃあ、またね」
突然現れたマリンは立て続けにそう言うと、左手を振ってウインドウを出した。
「ありがとう……悠海」
マリンはその言葉に笑みを浮かべ、こくりと一回頷くと、OKボタンを押した。
俺はそれを見送ると、上の宿屋を借りるべく受付へと向かった。
無事部屋を借り、俺は部屋に入った。
俺は武装を解除し、レイの隣に寝た。
「翅で移動する……ちょっとした小旅行だな」
「協力者もいますし……頑張りましょうね、パパ」
「そうだな」
俺はログアウトボタンのOKボタンを押した。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ