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我が剣は愛する者の為に
奇妙な占い師の予言 五斗米道継承者
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「関忠が困った事があればすぐに駆け付けよう。
 これなら物を受け取る訳ではないし、病人や怪我人を救えて俺にも得がある。」

華佗は三国志でも有名な医者だ。
さっきのあれを見た限りかなりの医者というのが分かる。
氣を治療方法にするとは考えもしなかった。
本当に俺には妙な縁があるな。
そこで俺はある事を思い出し、華佗に言う。

「なら、早速頼めるか?」

「何だ?」

「荊州南陽にいる周瑜という女性を診て貰えないだろうか?」

史実では彼女は病死する事になっている。
この三国志の世界ではその通りに進むかは分からないが診て貰って損はないはず。

「分かった。
 この街の病人を診て終わり次第、向かわせてもらう。」

「助かる。
 関忠に頼まれてきた、と言えば多分通してもらえると思う。」

一応、近くの家から紙と筆を借りて手紙を書いて渡す。
その時、他の村人が華佗を捜す声が聞こえる。
それに呼ばれて華佗はまた会おうと言ってその場から離れる。
俺も自分の馬に乗って旅を続けるのだった。
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