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世にも不幸な物語
第七章『外界人集合』
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不安があるが。
「はぁ〜紫も面倒なことしてくれたわね」
「ねぇ本当に」
 今のところ風が説明してくれるおかげで大いに助かっている。
「で、これからどうするの?えっと・・・・カチュウシャとその他二人」
「なんで会う人必ずカチュウシャと呼ぶんだよ、俺のことを!!そりゃぁ俺だって自分の第一印象カチュウシャと思っているけどさ、ストレートに言わなくてもいいじゃん!ていうかまだ紹介していなかったのかよ!風!」
「ああ、それは悪かったと思うがツッコミが長いしクドイ」
「くっ!」
「やめとけ輝。ツッコミで風に勝てるはずが無い」
 何か言い返してやろうとした輝が制した。確かに、風の言っていることは的を射ている。流石ツッコミ担当の風。手厳しい。これ以上何か言われる前に二人よりも先に自己紹介をしとこう。たぶん名前を言おうとした瞬間、ワイトキングNEO/バスターというに違いない。
「俺は輝です」
「俺は零」
「俺は――――」
「ご老公」
「ジジィ」
「おいっ!せめて同じことを言え」
「おー流石ツッコミ担当」(パチパチパチ)
「やっぱりツッコミはお前にしか出来ないな」(パチパチパチ)
「拍手をやめい!」
「実際の名前はなに?ジジイ・ゴロウコー」
 霊夢が半目をして聞いてきた。でも意外と乗っている。
「名前みたいにつなげんな!お・れ・は、風と言う列記とした名前があるわっ!」
「えッ!そーなのっ!!」
「いいかげんにしろ!」
 なんか久しぶりにこのやり取りを見ていると何故だか和む。傍らでは霊夢が笑いを堪えている。誰だって笑いたくもなる。だけどかなり脱線している。
「で、これからの予定は?ジ・・・風」
「今、ジジィって言おうとしたろ!?」
「言わないわよ。そんなこと」
 真顔で言い返してきた。だけど風は怯まず答えた。
「今日の寝床を確保する」
「泊めないわよ」
「まだ何も言ってないじゃん!」
 思わずツッコんでしまった。これでよく巫女を遣っていけるものだ。だが風はびくともしない。霊夢が言おうとしたことを予測していたらしい。東方のことなら何でも知っていると自負している位だから当たり前か。
「困ったな〜一人1万位払って泊まろうとし――」
「好きなだけ泊まりなさい」
「態度違くない!?」
 態度の急変差についていけない輝。て言うか巫女としてどうかと思う。
 霊夢に「後払いは駄目よ」と言われ1万を払った。その後の霊夢はニアついていた不気味なほどに。
「部屋はどうする?三人とも別々がいい?」
「「「はい、お願いします」」」
 満場一致で決定。
「確か部屋は二つ空いていて、残りは相部屋になるわ」
(二つは空いていて残りは相部屋か。これは相談した方がよさそうだ)
「空き部屋で」
「空き部屋がいい」
「あれ!?二人と
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