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箱庭に流れる旋律
ハープナーを撃て
ハープナー、登場する
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、殿下とグライアが来るところだった。帰って来たのね。

「アウラ。リン。ゲームが休戦になったのは聞いたよな?」
「勿論ですわ」
「なら話が早い。アウラとリンはころ合いを見て巨人族とともに“アンダーウッド”を攻め落とす。タイミングは敵の主力が分散されるのを見計らって俺が知らせる」
「分かりましたわ」
「頼んだぞ。・・・相手側に音楽シリーズのギフト持ちがいる以上、こちらも音楽シリーズをぶつけるしかない」

 そんなこと、自分のギフトがそれだけのものであることは、ちゃんと理解しているわ。だから、

「勿論です。音楽シリーズ“竪琴(ハープ)”のギフト保持者、“魔女のハープナー”として、全力を尽くさせていただきます」



???



 殿下達の立てた作戦は、うまくいくはずであった。
 巨人族に対して音楽を奏でるにしても、敵側の音楽より味方の物の方がいいに決まっている。その力を持ちいれば、まず押し負けることはないだろうと判断したのだ。
 ただ一つ誤算があるとすれば・・・それは、城の中に三人の音楽シリーズがいたことだろう。
 一人は、殿下達の勢力であるアウラ。だから、これは問題ではない。問題なのは、残りの二人。
 ロロロ=ガンダックと天歌奏。
 貴重なギフト保持者だからこそ、何かあった時に困るからこそ、二乗に残るはずと判断されたギフト保持者は、城の中に入り込んでいる。
 このことがどれだけ被害を出すことが出来るか・・・それ次第で、参加者たちが勝利できるかが変わるだろう。

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