キメラテック・フォートレス・ドラゴン
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法が闇の決闘で勝つとか、何かしらの契約をする。あとは愛着のあるカードに精霊が宿ることがある。つまりツァンの場合は六武衆の誰か、もしくは全員がパートナーである可能性がある。まあ六武院に行ってみれば分かるだろう」
「やっぱりあるんだ、六武院」
「フィールド魔法は全部あるぞ。フィールド魔法以外の場所もあるけど。ヴァルハラとか逃げ惑う市民が住んでいる街とか」
「前半はともかく後半のチョイスは正気を疑うわよ」
「まあ気にするな。他には『レベル2以下通常モンスターの森』『リクルーターの酒場』『攻撃力0の洞窟』『ゴブリン砦』『女の子王国』『ターミナル世界』オレが知っている限りではこの位か」
「他のは大体分かるけど『ターミナル世界』っていうのは?」
「『ターミナル世界』っていうのは最近生まれた世界で『ワーム』が進行している世界のことだ。今は一通りの戦乱が終わった位で、新たな火種が生まれている世界だ。そしてsophiaが産み出した世界でもある」
「何故分かるの?」
「sophiaの召還はかなり特殊でな。融合、儀式、シンクロ、エクシーズモンスターをそれぞれ1体リリースすることで召還出来るのだが、これらが一堂に会する場所はあの星だけだからな。ああ、説明が遅れたが精霊界と言っても一つ一つの世界はかなり離れている上に特定の場所からでなくては行き来することも出来ない」
「そうなんだ。それで次の質問だけど、あのプラシドという男は一体何なの?」
「ああ、プラシドか。あいつはオレと同じく未来から来ている。最もオレの生きていた時間よりも更に未来の世界から、世界が滅び、最後の人間として全ての絶望を味わった男の青年期を模して作られたアンドロイドだ」
「世界が滅びる?最後の人間?」
「とある未来の先、人類は自らの科学の結果滅びを招いた。奴は偶然一人だけ生き延び、絶望に疲れ果て、そんな未来を変える為に幾つもの過去を滅ぼしてきた。奴らは身体を機械で補い、未来を救う為に足掻いてきた。そして、とあるパラレルワールドではオレの時代に生きていた人物によって未来は救われた。だが、先程やってきたプラシドの世界においては未来はまだ救われていないのだろう。というよりプラシドの時点で救われていないな」
「何でそんなことが分かるのよ」
「時間軸的にあいつ達が本来の姿で決闘することによって未来を救った男が成長するからだ。その男の成長の先こそがシンクロ召還の可能性の一つ、アクセルシンクロ。更にはその上を行くリミットオーバー・アクセルシンクロ、それによって産み出されたシューティング・クェーサー・ドラゴンだからだ」
「あの龍を産み出したって」
「そのままの意味だ。何も無い所から産み出したんだよ。そんな奇跡を起こさない限り、未来は大きく変
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