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遊戯王GX 輪廻に囚われし赤
キメラテック・フォートレス・ドラゴン
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オレの融合宣言と共にフィールドのモンスター達がバラバラになり、そして合体して1体の機械の龍になっていく。

「現れろ、キメラテック・フォートレス・ドラゴン!!」

キメラテック・フォートレス・ドラゴン ATK?

「キメラテック・フォートレス・ドラゴンの攻撃力は融合に用いたモンスターの数×1000になる。よって攻撃力は6000」

キメラテック・フォートレス・ドラゴン ATK?→6000

「なんだと!?」

「さらばだプラシド。お前は此所で完全に破壊させてもらう!!キメラテック・フォートレス・ドラゴンでダイレクトアタック」

「こんな所でやられる訳には、時間跳躍装置が作動しない!?」

「言ったはずだ。お前は此所で完全に破壊すると」

「くそがあああああ!!貴様も道連れだああああああ!!」

「断る。魔界の足枷をプラシドに装備」

サイコ能力を使い、懐から取り出した魔界の足枷を実体化させる。

「サイコデュエリストだと!?」

「気付くのが遅いんだよ!!ツァン、しっかり掴まってろ!!」

既に決着は付いている。プラシドのライフが0になると同時にスピードワールド2が解除され、速度制限が解除される。オレはアクセルを全開にして精霊界への道を開く。何も見えない闇の中をただひたすらに加速していく。後ろの方で爆発音が聞こえてきたが、それもやがては聞こえなくなり前方に光が見えてくる。闇から飛び出した先は森の一角に開かれた小さな広場で近くに小さな村が見える。オレはマリニーの速度を落としていき、村の中央で停止する。

「な、なんだったの、今のは?それに遊矢、貴方は一体何者なの」

到着すると同時にツァンがオレから距離を取る。まあ、仕方ないよな。

「話せば長くなる。信じられない様な話ばかりだ。遊戯さんにも海馬社長、ペガサス会長にすらも話していないことを話しても良い。短い付き合いだが、ツァンになら話せると思ったからこの精霊界に連れてきた。この先に起こる闇との戦いに備える為に」

「闇との戦い?」

「ツァンが知りたいと思っていること、全てを話そう。こっちだ、サイ・ガールは皆にオレが来たことだけ伝えておいてくれ」

「オッケー」

村の村長の努めるマジシャン・オブ・ブラックカオスの家に向かうサイ・ガールを見送りながらマリニーを押して村の離れに作ってもらったオレの拠点に案内する。拠点と言っても精霊界で長期間活動する時に休む為だけの場所なのでベッドとテーブルとイス、それと棚が置いてあるだけの小屋だ。管理はドリアードに任せてあるのでいつでも使えるし、今日此所に来ることは伝えてあるので掃除もされている。ツァンにイスを勧めてテーブルを挟んで相対する。

「さて、何から話せばいいか分からないからな。
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