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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-12 妖精の世界へ
Story12-3 リーファと共に
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うリーファとキリトを、レコンはしばらく疑わしそうな眼で見ていた。
やがて、はっと我に返り、咳払いをしてリーファに声をかけた。
「リーファちゃん、シグルドたちは先に水仙館で席取ってるから、分配はそこでやろうって」
「あ、そっか。う〜ん……」
基本一度死んでしまえば、非装備アイテムの30%がランダムに奪われてしまうが、パーティーを組んでいれば保険枠というものが存在する。
そこに入れているアイテムは死亡しても自動的に生きている仲間に転送されるようになっている。
リーファたちも価値のあるものは保険枠に居れて置いたのだろう。
最終的に生き残ったリーファが襲われていたのはそのためだ。
そのリーファは結論が出たのか、レコンに声をかけた。
「あたし、今日の分配はいいわ。
スキルに合ったアイテムもなかったしね。
あんたに預けるから4人で分けて」
「へ……リーファちゃんは来ないの?」
「うん。お礼にキリト君に1杯おごろうと思うの」
「…………」
「ちょっと、妙な勘繰りしないでよね」
リーファはレコンのつま先をブーツでこつんと蹴り、トレードウインドウを出して稼いだアイテムの全てをレコンに転送した。
「次の狩りの時間とか決まったらメールしといて。
行けそうだったら参加するからさ、じゃあ、おつかれ!」
「あ、リーファちゃん……」
リーファは照れ臭そうに強引に会話を打ち切った。
「で、さっきの子は、リーファの彼氏?」
「コイビトさんなんですか?」
「ハァ!?」
キリトと彼肩口から顔を出したユイに異口同音に訊ねられたリーファが思わず石畳に足を引っ掛けかけた。
「ち、違うわよ!パーティーメンバーよ、単なる」
「それにしては仲が良さそうだったぞ」
「リアルでも知り合いって言うか、学校の同級生なの。
それだけよ」
「へぇ……クラスメイトとVRMMOやってるのか、いいな」
どこかしみじみした口調で言うキリトに、リーファが軽く顔をしかめた。
「うーん、いろいろ弊害もあるよー。
宿題のこと思い出しちゃったりね」
「ははは、なるほどね」
時折すれ違うシルフプレイヤーたちは、キリトを見るなりぎょっとしたり、呆然としたりと様々な反応を見せていたが、隣に歩くリーファに気付くと納得、または不審がりながらも何も言わずに通り過ぎていった。
やがて、前方にすずらん亭という小ぢんまりとした酒場のようなところが見えて来た。
どうやら宿屋もやっているらしい。
リーファがスイングドアを押し開けると、キリトもそれに倣って中に入る。
見渡すとプレイヤー
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