第十四話 玩具で儲けろ!
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のでテストに戻る力だった。すると右手アームみたいなおもちゃを持つと・・・
「これどうやって使うんだ?」
「普通に右手に付けてください。そうすると勝手に装着されるので」
そう言って渋々楓の玩具を右手に付けてみると勝手に力の右腕に装着された。
「なんだこりゃ?随分パーツが増えたな」
「コンパクトに持ち運べるように折りたためるんです。センサーが搭載されてるからパンチとかで音がなります」
「そ・・・んじゃ早速!」
力が思いっきり正拳突きをやると・・・
ズバシューン!!
と言う音が鳴り響いた。
「おお・・・これ強くなったように思えるぞ」
「あとですね手の甲にボタンがついていますので・・・」
「手の甲にボタン」
楓の説明を聞いた力が手の甲を見つめると赤・青・黄の3つのボタンがある。
「赤いのが必殺技のボタンです」
「ふーん」
力が赤いボタンを押してみるが何の変化もない。
「何じゃこりゃ?何も起こらないぞ?」
「押しただけじゃだめですよ!はいこれ説明書です!!」
楓から渡された電話帳くらいある説明書を見る力。どうやらヒーローが必殺技前にやるモーションを取らなければ技が使えないらしい。勉強が非常に苦手なので取りあえず目についたページの技をやってみる事にした。
「ええっと・・・まず右腕を482回前に向かって全力で回す・・・て!馬鹿かお前!んなの子供が疲れるだろうが!!」
「大丈夫です!ヒーローは必殺技を外さないように相手をよれて大人しくさせるものなので!」
「それにしたってこの回数は多過ぎだ!!おまけにそんな技ばっかだし」
説明書読んでみるとそんな技ばかりなので文句を言う力は気を取り直して青いボタンを押してみた。
「なぬ!?」
押した瞬間凄まじい衝撃波が発射されて家の壁が減り込んだ。
「うわぁ・・・調整ミスかな・・・一応遠距離戦ごっこの水鉄砲感覚だったんですけど」
「危険すぎだろうがお前・・・売れるか!」
そう言うと力が玩具を外そうとすると何故か外れない。
すると楓が・・・
「あ!それ黄色いボタン押すと外れます」
「早く言えよ・・・」
「ですけどその後腕立て伏せ100回やらないと外れないんです」
「何でそんな仕様にしたんだよ!」
「だって!身体を使って遊ぶから変な動きで外れちゃうと危ないんです!」
こうして力は腕立て伏せ100回で何とか玩具を外すことができたのだが楓にガッチリとホールドされていた。
「まだ何かあるのかよ?」
「はい!これです!」
楓が出したのは何やらカードゲームのような物だった。
「どうせろくなカードじゃないだろ・・・」
「
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