第五話
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」
確かに、その分もあってかそこまで違和感は感じなかった。使い慣れてる、って感じがあったのもその要因だと思う。
何だか・・・不思議なやつだったなぁ・・・
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「ん?かき氷か、ヘイン」
「あ、エスデス隊長・・・どうもっす」
宮殿の庭でかき氷を食べていたら、エスデス隊長に声をかけられたっす。何かまずかったんっすかね?
「えっと・・・何かいけなかったりするっすか?」
「いや、構わないさ。ただ、私に言ってくれれば上質な氷を準備してやったんだがな」
「いやいや、さすがにそんなことで上司の手を煩わせるわけにはいかないっすよ。それに・・・自分も氷は作れるっすし。あ・・・でも、」
とはいえ、エスデス隊長の方が圧倒的に上質な氷を作れるのも事実なんっすよね。
「今度、一度でいいんでエスデス隊長の作った氷でかき氷を食べてみたいっすね」
「今の様にある程度自由な時間ならいつでもいいぞ。私の分も作ってもらうがな」
「もちろんっすよ。と言っても、ただこいつを回すだけなんっすけど」
そう言いながら自分の横に置いてあるものを叩くっす。割と多くの家で見られるかき氷機、疲れることを除けばいいもんっす。
「あ、ヘインズルイ。私もかき氷ほしい」
「お、俺もいいか?」
と、そんな風にのんきな話をしていたらウエイブとクロメがきました。う〜ん、クロメは大もりになると思うっすから、これじゃ足りないっすね。
「あ、なら私もいいですか?久しぶりに食べたいですし」
「皆が食べるなら、私もいいかな?何なら私がやるから」
と、そこでランさんとボルスさんも来たっす。
う〜ん、この流れだと・・・
「あ、私もいいですかー!?コロも食べる?」
「キュイ!」
うん、やっぱり来たっすね。これでイエーガーズ全員集合っす。まず間違いなく氷が足りなくなったっすねぇ。
「エスデス隊長、さっきの今で悪いんっすけど、さっそく氷を作ってもらってもいいっすか?この人数じゃどう考えても足りないっすから」
「そうだな。・・・ほれ」
と、エスデス隊長が本当に大量に・・・というか巨大な塊で出してきたそれを帝具を抜いて切り分け、シートの上に置いた中から一つの塊を取り出して削りに掛け始める。あ、そういえば・・・
「君はどうするっすか、レイン?」
『んー・・・食べるのもだるいんで、パスでー』
「了解っす」
他の人には聞こえていないであろう声量で会話をして、いらないことを確認。さて、それなら八人分を作ればいいっすね。
あ、クロメのはその何倍も準備しないと・・・頑張るっす。
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