第五話
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あ、次はだれにするかな・・・翼の帝具、万里飛翔・アスティマを使うランにするか」
「攻撃方法は?」
「俺が見た限りでは、羽を飛ばしてたな。相手の頭を貫いてた」
あれはもう、銃弾と変わらないと思う。一度に大量に撃てる分、銃よりも厄介かもしれない。
「ふぅん・・・情報が少なくて何も判断できんな」
「避け続けるか全て切り落とすか・・・同化してそんなものは効かないようにする、という手もありますね」
「まあ、あの状態になれば傷とかすぐに塞がるし、いいかもしれないな」
ん?同化?
それも帝具の力なのかな・・・
「?・・・ああ、そうか。お前は同化について知らないんだったな」
「まあ、カズキの帝具についてはさっき言った分しか知らないし・・・」
「じゃあ教えてやるが、要するに奥の手だ」
「マスターが私と同化し、一時的に帝具人間の力を得る、というものだ」
「な、なんて無茶苦茶な・・・」
いや、確かに大抵の帝具は無茶苦茶だし奥の手はそれ以上だったりするけど、それにしたって帝具と一体化するって・・・
「ちなみに、俺の奥の手はそれだけではない」
「しかも複数個あるのか・・・」
「おそらく呪いゆえに多くの力を持つのだろうが、詳しいことは私も知らない」
自分のことなのに知らないのか・・・それでいいのか?スレイブは。
「後は、ウエイブが俺と同じ鎧型の帝具を使う・・・んだと思う」
「曖昧だな・・・で、他には?」
「・・・インクルシオみたいに力を引き上げる効果はあると思うんだけど、知ってることはほとんどないんだ・・・」
「あー・・・まずは情報を集めないと、か。インクルシオと村雨、パンプキンのことは相手にある程度知られてるだろうし、情報の有無もこれから先に響きそうだな」
確かに、対策ができているかどうかは大きいだろうな。逆に対策を取られているとこっちは戦いづらいだろうし。
さて、後一人についても話さないといけないんだよな・・・どうしようか・・・
「で、後一人は?」
「・・・アイツ・・・ヘインは一回も帝具使ってないんだよな・・・」
「情報なし、か・・・どんな帝具か、くらいは分からないか?」
「・・・たぶん、腰にとめてた剣だとは思う。刀身は細めだけど長さがあったから、両手剣のジャンルのはず。黒い刀身だった」
あれ、抜いてはいたんだけど帝具の力は使ってなかったんだよな・・・普通に剣として使ってたし。
「じゃあ、そいつについての情報はあるか?」
「いや、特には・・・身長が俺より低めだったり、エスデスに対しても『〜っす』っていう口調を使ってたりだとかはあるんだけど・・・」
「その身長で両手剣を使うのか、なんだかアンバランスだな・・・」
「刀身が細めな分、まだマシかもしれませんよ?
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