第五話
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「・・・帝具って、すげぇ・・・」
もう、それしか言えない。何で人の姿をしているのに剣になれるのかとか、食事とかも普通にとってたから人間と変わらないのかなとか、そんなことも思い浮かんだんだけど、そんなのよりもあの発言が口をついて出た。
「さて、じゃあ帝具つながりで・・・イエーガーズについて話してくれるか?」
「ああ、いいけど・・・ボスから聞いてるんじゃないのか?」
「忙しかったことと俺が面倒だったこともあって、まだ聞いてない」
「何でそう誇らしげに・・・」
なんだろう、俺カズキのキャラがつかめない・・・
これまでに会った人たちとは違う、どう表現したらいいのか・・・問題児?
「えっと、この間カズキがスタイリッシュを倒したから残りは七人だな。誰について聞きたい?」
「あーっと・・・死者行軍・八房を使うクロメと煉獄招致・ルビカンテを使うボルス、魔神顕現・デモンズエキスのエスデスは知ってるから、残りの四人について」
だったら、まずは・・・
「スタイリッシュの繋がりで、魔獣変化・ヘカトンケイルを使うセリュー・ユビキタスってやつからかな」
「ヘカトンケイル・・・生物型の帝具だったか?」
「ああ。つっても、そっちについては実際に戦ったマインに聞いた方がいいと思う」
その時に、シェーレが・・・
いや、今はそれを考える時じゃないな。
「じゃあ、そいつについて他に情報はあるか?」
「ああ、そうだな・・・そう言えば、新しい武器を使ってたよ。スタイリッシュが作った『十王の裁き』っていう武器を使ってたな。俺が見たのは閻魔槍って言うドリルと、泰山砲って言う大砲の二つだけど・・・」
「・・・厄介だな・・・」
カズキはそう言いって顎に手を当てる。
「何がそこまで厄介なんだ?」
「いや・・・スタイリッシュの使ってた神ノ御手・パーフェクターが戦闘に立てるとしたら、その力で作ったものを使うしかないんだよ。前の時の強化兵に毒、危険種になる薬なんかだな。だから・・・これは俺の考えすぎかもしれないが、そいつを相手にするのは帝具使い二人を相手にするようなもんだ、と思った」
・・・確かに、そうとも考えられるな。
さらっとそこに考えが及ぶ当たり、俺よりこういう世界に慣れてるんだな、カズキは。
「まあ、そいつについての対応はまた追々考えるとしよう。ヘカトンケイルがどんな戦い方をしてくるのかが分からないと何の対策もらてれないし」
「戦う事になったら、マスターと私の二人がかりでしょうね。それで二対二です」
「まあ、同じ生物型を使う以上はそうなるよな、たぶん」
「あ、スレイブも戦えるんだ」
「ええ。今度模擬戦でもしてみますか?」
特訓はしておきたいので是非にと返し、話を戻す。
「じゃ
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